地理
宮崎平野の地理と地質的特徴

宮崎県の中央部に位置する宮崎平野の地理的範囲、地形の特徴、および地質学的背景について解説します。
📌 主なポイント
- ✓宮崎平野は宮崎県中央部の海岸沿いに位置し、南北約60キロメートルの範囲に広がる。
- ✓地形は起伏に富み、標高200メートル以下の丘陵や台地が多く含まれる。
- ✓約50万年前からの隆起によって形成され、海岸段丘の跡が残されている。
- ✓南部地域はシラスやアカホヤといった火山噴出物による堆積層が厚く分布している。
宮崎平野は、宮崎県の中央部、日向灘に面した海岸沿いに広がる平野です。南北に約60キロメートルの広がりを持ち、北西部には九州山地、南部には鰐塚山地が位置しています。平野の形状は、南部では海岸から内陸へ約30キロメートルに達しますが、北上するにつれて幅が狭まる三角形を呈しています。
地形は全体として起伏に富んでおり、標高200メートル以下の丘陵や台地が多く分布しているのが特徴です。平野内には小丸川、一ツ瀬川、大淀川、清武川といった河川が流れ、これらの河川の下流部には沖積平野が形成されています。

地質学的背景
宮崎平野の地質は、古第三紀に海底で堆積した「四万十層群」と、約100万年から200万年前に堆積した「宮崎層群」を基盤としています。これらの地層が約50万年前頃から隆起を開始し、陸地化が進みました。この隆起速度が速かったため、現在も海岸段丘の地形が多く残されています。
また、平野の南部地域は、入戸火砕流堆積物である「シラス」が最大約20メートルの厚さで覆っており、さらにその上層には「アカホヤ」と呼ばれる火山灰層が最大約3メートルの厚さで堆積しています。
よくある質問
宮崎平野の主な河川は何ですか?
小丸川、一ツ瀬川、大淀川、清武川などが流れており、これらの河川の下流部には沖積平野が形成されています。
宮崎平野はどのようにして形成されましたか?
古第三紀の四万十層群や宮崎層群が、約50万年前頃から隆起し、陸地化したことで形成されました。
宮崎平野の南部に見られる特徴的な地層は何ですか?
南部には最大約20メートルの厚さでシラス(入戸火砕流堆積物)が、その上に最大約3メートルの厚さでアカホヤが覆っています。
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参考文献
- 日本の地質「九州地方」編集委員会編『日本の地質9 九州地方』共立出版、1993年
- 町田洋他編『日本の地形 7 九州・南西諸島』東京大学出版会、2001年
- 松本達郎ほか『日本地方地質誌 九州地方』朝倉書店、1973年