自然現象
三次盆地の霧の海:広島県三次市における自然現象の概要

広島県三次市で晩秋から初春にかけて発生する雲海「霧の海」について、地理的要因や観察スポット、文学作品での描写を解説します。
📌 主なポイント
- ✓広島県三次市の三次盆地で晩秋から初春にかけて発生する雲海の一種である。
- ✓西城川、馬洗川、可愛川の合流地点付近で発生する冷気と川霧が要因となっている。
- ✓高谷山や比熊山などの標高100メートルを超える地点から観察することができる。
霧の海(きりのうみ)は、広島県三次市の一帯において晩秋から初春にかけて発生する自然現象であり、一般には雲海として知られている現象です。

発生のメカニズムと地理的背景
三次盆地では、西城川、馬洗川、可愛川の3本の河川が中心部で合流し、江の川となります。これらの河川が運んでくる冷気によって川霧が発生し、盆地一帯を覆い尽くします。

霧は地表から約50メートルから100メートルの高さに立ち込め、周辺を覆い隠すように広がります。高谷山や比熊山、岩屋寺などの小高い丘や山に登ることで、足元で渦巻く霧や、霧の中に小島のように浮かび上がる丘陵の景色を望むことができます。この景観は三次市の名物の一つとなっています。
文学における描写
三次市の「霧の海」は、内田康夫の推理小説『後鳥羽伝説殺人事件』などの文学作品の中でも描かれています。
よくある質問
三次市の「霧の海」とはどのような現象ですか?
三次盆地で晩秋から初春にかけて発生する川霧や雲海のことです。河川が運ぶ冷気によって発生し、盆地一帯を霧が覆います。
「霧の海」はいつ頃見られますか?
晩秋から初春にかけての時期に見られます。
どこから「霧の海」を眺めることができますか?
高谷山、比熊山、岩屋寺などの小高い丘から眺めることができます。
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参考文献
観光と旅編集『郷土資料事典34 広島県』(人文社)P114、1998年