無人機の概要と分類

📌 主なポイント
- ✓無人機は人間が搭乗しない乗り物や輸送機械の総称である。
- ✓無人航空機(UAV)は軍事偵察などで広く利用されており、ドローンと呼ばれることもある。
- ✓無人潜水艇は民間の海底探査や軍用の機雷探知などに活用されている。
無人機(むじんき、英語: unmanned vehicle, uncrewed vehicle)とは、人間が搭乗しない乗り物または輸送機械全般を指す言葉です。操縦方法には、機械が自律的に行う場合と、人間が遠隔操作で行う場合があり、前者はロボットの一種として見なされることもあります。無人機は利用される領域や環境に応じて様々な種類に分類されます。

無人機の主な分類
無人機は活動するフィールドや目的によって以下のように分類されます。
- 無人地上車両(UGV):地上を移動する遠隔操作車両など。
- 無人航空機(UAV):航空機分野における無人機。戦闘用のUCAVなども含まれます。
- 無人水上艇(USV):水面を航行する無人機。
- 無人潜水艇(UUV):水中を移動する潜水艇で、自律型(AUV)や遠隔操作型(ROV)に分かれます。
- 無人宇宙機:宇宙探査機など、宇宙空間での活動を目的とした機体。
無人航空機
人間の乗っていない、あるいは乗ることができない航空機は無人航空機と呼ばれます。広義にはラジコン飛行機やラジコンヘリコプターも含まれますが、航空分野では有人機と同程度あるいはそれに準ずる規模の機体を指すことが多く、いくつかの種類は「ドローン」とも呼ばれます。

最も多く利用されているのは軍事用であり、偵察などの任務に用いられています。パイロットが搭乗しないことで、撃墜された際の人命リスクを下げられる点が特徴です。生命維持装置が不要であるため有人機より低コストで運用できる場合がある一方で、高度なハイテク機器を搭載するため非常に高価な機体も存在します。操縦は無線による遠隔操縦や、あらかじめプログラムされた自動操縦によって行われます。
無人宇宙機
地球における宇宙機はそのほとんどが無人であり、宇宙探査機などは人間を送り込むことが困難な目的地や片道ミッションにおいて重要な役割を果たしています。惑星探査機や、アポロ計画を除くすべての月探査は無人機によって行われてきました。
無人潜水艇
無人潜水艇の開発は、民間面と軍事面でその性質が大きく異なります。深海は極低温かつ高水圧であり、人間が赴くには減圧症や窒素酔いなどの大きなリスクが存在するため、カメラや観測機器を搭載した無人潜水艇が活用されています。

民間の無人潜水艇は、沈没船や海底資源、深海の海洋生物の探査、海底ケーブルの点検などに用いられます。一方、軍用の水中無人機(UUV)や自律型水中航走式機雷探知機(AUV)などは、敵対水域での工作活動や機雷の除去作業などの自動化を目的として研究・装備化が進められています。

無人重機
建設機械や農業機械の分野でも、遠隔操作や自律走行を行う無人機が導入されています。GPSを用いた自動走行型のトラクタや建設機械のほか、災害現場や原子力発電所の事故現場などの危険な環境において、レスキューロボットや無人重機が投入されています。
よくある質問
無人機とは何ですか?
無人航空機はどのように操縦されますか?
無人潜水艇はどのような用途に使われますか?
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参考文献
- ローラン・シュコラ & エドゥアール・フリムラン (2009年12月). “遠隔操作される死の飛行機”. ル・モンド・ディプロマティーク.
- “自律型水中航走式機雷探知機(OZZ-X)の開発”. 公益財団法人防衛基盤整備協会.
- “無人機雷排除システム用水上無人機(試験用)の研究及び設計の契約希望業者募集要項”. 防衛省.