宗教

ムスリム:イスラーム教の信仰者

ムスリム:イスラーム教の信仰者
ムスリム(イスラーム教徒)の定義、語源、世界的な分布、および宗教的アイデンティティについて解説する百科事典記事です。

📌 主なポイント

  • ムスリムとは、アラビア語で「神に帰依する者」を意味する。
  • 2020年推計で、世界のムスリム人口は約20億人(世界人口の約25.6%)である。
  • ムスリムの約87〜90%はスンナ派に属している。

ムスリム(アラビア語: مسلم、英語: Muslim)とは、イスラーム教を信仰する人びとを指す言葉である。アラビア語で「(神に)帰依する者」を意味する。男性名詞であり、女性形はムスリマ(アラビア語: مسلمة)と呼ぶが、アラビア語圏以外では男女を問わずムスリムと呼称することが一般的である。

信仰と定義

ムスリムは、唯一神アッラーフを信じ、預言者ムハンマドを神の使徒として認めることを基本とする。ムスリムになるためには、証人となるムスリムの前で信仰告白(シャハーダ)を行う手続きが必要とされる。信仰生活においては、礼拝や喜捨など「五行」の実践が推奨される。

世界的な分布

2020年の推計によれば、世界のムスリム人口は約20億人に達し、世界人口の約25.6%を占めている。ムスリムの分布は世界的に広がっており、インドネシア、パキスタン、インド、バングラデシュ、ナイジェリア、エジプトなどが特に多くの信者を抱える国として知られている。

宗派と多様性

ムスリムのコミュニティは主にスンナ派とシーア派に大別される。スンナ派が全体の約87〜90%を占め、シーア派が約10〜13%を占める。その他、イバード派やアフマディーヤなど、多様な伝統や解釈が存在する。

日本におけるムスリム

日本国内におけるムスリム人口は、正確な統計が存在しないものの、近年は移民や定住者の増加に伴い、首都圏を中心にコミュニティが形成されている。日本におけるイスラーム教の歴史は古く、1931年には名古屋市で「名古屋回教徒団」が結成され、日本初のモスクが設立された記録がある。

よくある質問

ムスリムとイスラム教徒は同じですか?
はい、同じ意味です。ムスリムはアラビア語の呼称であり、イスラム教徒は日本語での一般的な呼称です。
ムスリムになるにはどうすればよいですか?
一般的に、証人となるムスリムの前で信仰告白(シャハーダ)を行う手続きが必要とされています。
ムスリムの人口は世界でどれくらいですか?
2020年の推計で約20億人であり、世界人口の約4分の1を占めています。

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参考文献

  • Pew Research Center (2025). "How the Global Religious Landscape Changed From 2010 to 2020".
  • Esposito, John L. (ed.) (2009). "The Oxford Encyclopedia of the Islamic World". Oxford University Press.
  • 文化庁文化部宗務課. "宗務時報 No119".