水産業
内水面漁業の概要と特徴

河川や湖沼などの淡水域で行われる内水面漁業の定義、対象となる魚種、漁法、および漁業協同組合の役割について解説します。
📌 主なポイント
- ✓内水面漁業は河川、湖、沼などの淡水域で行われる漁業である。
- ✓対象魚は温水性(コイ、ウナギ等)と冷水性(ヤマメ、ニジマス等)に大別される。
- ✓全国内水面漁業協同組合連合会が全国の漁協を統括し、資源管理や振興を行っている。
内水面漁業(ないすいめんぎょぎょう)とは、河川、湖、沼などの淡水域において行われる漁業を指します。また、これらの淡水域で魚介類を育てる産業は内水面養殖業と呼ばれます。日本の漁船登録における定義では、潮汐の影響の有無によって淡水漁業と内水面漁業が区別される場合がありますが、一般的には淡水域での漁撈活動全般を指す用語として用いられます。
対象となる魚種
内水面漁業の対象魚は、生息に適した水温によって大きく温水性淡水魚と冷水性淡水魚に分類されます。
- 温水性淡水魚:コイ、フナ、ウナギ、ナマズ、オイカワなどが含まれます。
- 冷水性淡水魚:主に陸封型のサケ科魚類が該当し、ヤマメ、イワナ、ニジマス、アマゴなどが代表的です。
漁法と管理
内水面漁業では、投網や釣りといった手法が広く行われていますが、地域ごとに独自の伝統漁法も継承されています。これらの漁業活動は、水産資源の保護や管理を目的として、各地域の漁業協同組合によって調整されています。
漁業協同組合の役割
内水面漁業の振興と事業能率の向上を図るため、全国内水面漁業協同組合連合会が組織されています。2026年4月時点で、全国の漁業協同組合および組合員が連携し、資源の維持や管理に取り組んでいます。一方で、近年の傾向として組合員数の減少が続いており、持続可能な漁業のあり方が課題となっています。
研究機関
各都道府県には水産試験場が設置されており、内水面専門の試験場を設けている自治体も存在します。ここでは、温水性および冷水性生物の生態調査や養殖技術の研究が行われています。
よくある質問
内水面漁業とは何ですか?
河川、池、沼などの淡水域で行われる漁業のことです。
どのような魚が対象になりますか?
コイやウナギなどの温水性淡水魚と、ヤマメやニジマスなどの冷水性淡水魚が主な対象です。
内水面漁業の組合員数はどうなっていますか?
長期的に減少傾向にあり、持続可能な漁業経営が課題となっています。
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参考文献
- 農林水産省「漁船登録における漁業種類の分類」
- 全国内水面漁業協同組合連合会「全内漁連の概要」(2026年4月)
- 全国内水面漁業協同組合連合会「組合員募集」