地理・環境
世界遺産における自然遺産の登録基準と保護カテゴリー

ユネスコ世界遺産の自然遺産について、国際自然保護連合(IUCN)による保護カテゴリーや4つの登録基準を分かりやすく解説します。
📌 主なポイント
- ✓自然遺産の評価は国際自然保護連合(IUCN)が行う。
- ✓自然遺産の登録基準は基準(7)から基準(10)までの4項目が設定されている。
- ✓複数の基準が適用されている自然遺産も存在する。
ユネスコが登録する世界遺産は、その特質に応じて文化遺産、自然遺産、複合遺産の3つに分類されます。このうち自然遺産は、顕著で普遍的な価値を持つ地形、地質、生態系、あるいは絶滅危惧種の生息地などを対象としています。

自然保護連合(IUCN)による保護カテゴリー
自然遺産の評価は国際自然保護連合(IUCN)が行うため、自然遺産にはIUCNによる自然保護区域の分類が適用されるのが一般的です。代表的なカテゴリーには、厳正保護地域(Ia)、原生自然地域(Ib)、国立公園(II)、天然記念物(III)、種と生息地管理地域(IV)、景観保護地域(V)、資源保護地域(VI)があります。白神山地などは原生自然地域に分類されています。

自然遺産の登録基準
自然遺産の登録には、特定の要件を満たす必要があります。基準(7)から基準(10)までの4項目が定められています。


- 基準(7):ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。
- 基準(8):地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。
- 基準(9):生態系や動植物群集の進化と発達において進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
- 基準(10):生物多様性の本来的保全にとって最も重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。


複数の基準が適用される自然遺産も多く存在し、雲南保護地域の三江併流群やグレート・バリア・リーフなどでは4項目全てが適用されています。




よくある質問
自然遺産は誰が評価しますか?
国際自然保護連合(IUCN)が評価を行います。
自然遺産の登録基準にはどのようなものがありますか?
自然美、地球の歴史、生態系のプロセス、生物多様性の保全に関する4つの基準があります。
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参考文献
ユネスコ世界遺産センターおよび国際自然保護連合(IUCN)の関連資料