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納谷嘉信:色彩学の研究者

色彩学の広範な研究で知られる納谷嘉信(1927-2009)の経歴、業績、受賞歴を解説。大阪電気通信大学名誉教授として、色の見えモデルや色順応の研究に貢献しました。

📌 主なポイント

  • 1927年生まれ、2009年没。
  • 大阪大学で工学博士号を取得。
  • 日本色彩学会会長(1984-1986年)を歴任。
  • 1993年に国際色彩学会よりジャッド賞を受賞。

納谷嘉信(なやたに よしのぶ、1927年 - 2009年5月29日)は、日本の色彩学者であり、大阪電気通信大学名誉教授。兵庫県出身。色彩科学の分野において、色の見えモデルや色順応の研究など、多岐にわたる学術的功績を残したことで知られる。

経歴

1951年に大阪大学工学部電気工学科を卒業。その後、研究を重ね、1961年に大阪大学より工学博士の学位を取得した。教育・研究活動の傍ら、学術団体の運営にも深く関与し、1984年から1986年まで日本色彩学会の会長を務めた。また、1997年に日本で開催された第8回国際色彩学会(AIC)京都大会では組織委員長として運営を主導した。

主な研究業績

納谷の研究は、色彩工学および視覚心理学の領域にまたがる。主な業績は以下の通りである。

  • 色温度計の制作と実用化
  • Donaldson Colorimeterの校正およびCIE 1964等色関数への貢献
  • 色の対比効果の予測モデルの研究
  • 視覚誘発脳波の分析
  • 昼光シミュレータの評価法
  • 観測者メタメリズムの研究
  • 色順応の実験およびモデル開発
  • ヘルムホルツ・コールラウシュ効果の実験と予測

受賞歴

その研究活動は高く評価され、国内外で多くの賞を受賞している。

  • 照明学会賞(1966年)
  • 日本照明賞(1983年、1986年)
  • デミング賞本賞(1985年)
  • スガウェザリング技術振興財団 科学技術賞(1986年)
  • ジャッド賞(国際色彩学会、1993年)
  • 勲4等瑞宝章(1997年)
  • 日本色彩学会賞(1998年)
  • スガウェザリング技術振興財団 特別技術功労賞(2002年)

よくある質問

納谷嘉信の主な専門分野は何ですか?
色彩学および色彩工学を専門とし、特に色の見えモデルや色順応、視覚心理学的な研究で大きな功績を残しました。
ジャッド賞とはどのような賞ですか?
国際色彩学会(AIC)が授与する、色彩科学の分野において顕著な貢献をした研究者に贈られる国際的な賞です。

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参考文献

  • 納谷嘉信『産業色彩学』朝倉書店、1980年、10-14頁。ISBN 9784254210118。
  • “照明学会賞受賞者一覧”. 一般社団法人 照明学会. 2024年11月1日閲覧。
  • “日本照明賞受賞者一覧”. 一般社団法人 照明学会. 2024年11月1日閲覧。
  • “表彰者一覧”. 公益財団法人スガウェザリング技術振興財団. 2024年11月1日閲覧。
  • “Judd Recipients”. AIC - International Colour Association. 2024年11月1日閲覧。