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日本国語大辞典:歴史と概要

小学館が発行する日本最大級の国語辞典『日本国語大辞典』の歴史、編纂の経緯、版ごとの特徴、およびデジタル展開について解説します。
📌 主なポイント
- ✓日本国語大辞典は、小学館が発行する日本最大級の国語辞典である。
- ✓初版は1972年から1976年にかけて全20巻で刊行された。
- ✓第二版は2000年から2002年にかけて刊行され、50万項目、100万用例を収録している。
- ✓2024年7月、小学館は第三版の改訂に着手することを発表した。
『日本国語大辞典』(にほんこくごだいじてん)は、小学館が発行する日本最大級の国語辞典である。略称は「日国」(にっこく)。上田万年・松井簡治による『大日本国語辞典』の編纂事業を継承する形で企画された。
編纂の経緯
1960年代、小学館は松井簡治とその子孫である松井驥、松井栄一の三代にわたる膨大なカード資料に着目し、新たな大型国語辞典の編纂を計画した。1964年に金田一京助、新村出、諸橋轍次ら当時の国語学界を代表する学者を編集顧問に迎え、200名以上の執筆者を動員して本格的な作業が開始された。
版ごとの特徴
初版
1972年から1976年にかけて全20巻が刊行された。45万項目、75万用例という圧倒的な規模を誇り、1976年には第30回毎日出版文化賞特別賞を受賞した。1979年には縮刷版(全10巻)も刊行されている。
第二版
2000年から2002年にかけて刊行された。全14巻(本編13巻・別巻1)で構成され、50万項目、100万用例を収録している。初版で指摘されていた用例の年代欠如が大幅に改善され、方言資料も増補された。
精選版
2005年から2006年にかけて、全3巻の『精選版 日本国語大辞典』が刊行された。30万項目、30万用例を収録し、電子辞書やオンラインサービスへの展開の基盤となった。
デジタル展開
2007年7月より、ジャパンナレッジを通じてオンライン版「日国オンライン」のサービスが開始された。また、カシオ計算機やセイコーインスツルなどの電子辞書への収録、ジャストシステムの「ATOK」への同梱、iOSアプリ版の提供など、多角的なデジタル展開が行われている。
今後の展望
2024年7月、小学館は第三版の改訂に着手することを発表した。デジタル版の完成を2032年、書籍版の発売を2034年からと予定しており、新たな語彙の追加や内容の拡充が期待されている。
よくある質問
『日本国語大辞典』の略称は何ですか?
「日国」(にっこく)と呼ばれます。
オンラインで閲覧することは可能ですか?
はい、ジャパンナレッジが提供する総合オンライン辞書・辞典サイトを通じて利用可能です。
第三版の刊行予定はありますか?
2024年に改訂が発表されており、デジタル版の完成は2032年、書籍版の発売は2034年以降を予定しています。
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広辞苑大辞林大辞泉ジャパンナレッジ
参考文献
- 倉島長正『日本語一〇〇年の鼓動:日本人なら知っておきたい国語辞典誕生のいきさつ』小学館、2003年。
- 倉島長正『国語辞書一〇〇年:日本語をつかまえようと苦闘した人々の物語』おうふう、2010年。
- 小学館『日本国語大辞典』第二版「あとがき」
- 産経新聞「小学館『日本国語大辞典』30年ぶり大改訂へ」2024年7月25日。