地質学

日本の地質百選

日本の地質百選は、地質学的に重要で貴重な自然資源を後世に伝えるために選定された120の地点です。選定の背景や概要を解説します。

📌 主なポイント

  • 日本の地質百選は、地質学的に重要な自然資源を後世に伝えるための選定プロジェクトである。
  • 2007年の第一次選定と2009年の第二次選定を経て、合計120件が選定されている。
  • 特定非営利活動法人地質情報整備・活用機構と社団法人全国地質調査業協会連合会が主導した。

日本の地質百選(にほんのちしつひゃくせん)は、日本列島の地質学的に価値の高い自然資源を保護・活用し、広く普及させることを目的として選定された地点のリストです。特定非営利活動法人地質情報整備・活用機構と社団法人全国地質調査業協会連合会が共同で発案し、専門家による「日本の地質百選選定委員会」によって選定が行われました。

選定の経緯

本プロジェクトは、地質学的な観点から日本の貴重な自然遺産を再評価するために立ち上げられました。名称には「百選」とありますが、実際には2009年の第二次選定終了時点で合計120件が選定されています。

  • 第一次選定:2007年5月10日に83件が選定されました。
  • 第二次選定:2009年5月10日に37件が追加選定されました。この際、第一次選定の一部内容についても名称の変更や範囲の拡大といった修正が行われています。

選定の目的

この選定は、単に景勝地としての価値だけでなく、地球の歴史や地殻変動の記録を留める「ジオサイト」としての学術的価値を重視しています。選定された地点は、教育、研究、そして地域振興における地質資源の活用に役立てられています。

主な選定地点の例

北海道から沖縄まで、日本各地の多様な地質現象が網羅されています。以下は選定された地点の一部です。

  • 知床半島(北海道)
  • 恐山の金鉱床(青森県)
  • 龍泉洞(岩手県)
  • 糸魚川-静岡構造線(新潟県・山梨県)
  • 富士山(山梨県・静岡県)
  • 秋吉台・秋芳洞(山口県)
  • 桜島(鹿児島県)

よくある質問

「日本の地質百選」は全部でいくつありますか?
名称は「百選」ですが、2009年の第二次選定終了時点で合計120件が選定されています。
選定の基準は何ですか?
地質学的な観点から見た貴重な自然資源や、地球の歴史を理解する上で重要な地点(ジオサイト)が選定されています。
誰が選定を行いましたか?
地質情報整備・活用機構と全国地質調査業協会連合会が発案し、専門家で構成される「日本の地質百選選定委員会」によって選定されました。

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参考文献

  • 全国地質調査業協会連合会・地質情報整備・活用機構編『日本列島ジオサイト地質百選』オーム社、2007年。