公益法人
日本水難救済会の概要と沿革

日本水難救済会の概要、沿革、青い羽根募金や海難救助活動を支援する事業および表彰制度について解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓日本水難救済会は1889年11月に大日本帝国水難救済会として設立された。
- ✓沿岸地域の漁業者などの民間ボランティアによる「救難所」の活動を支援している。
- ✓活動資金の一部として、1950年から「青い羽根募金」を実施している。
公益社団法人日本水難救済会(にほんすいなんきゅうさいかい)は、日本の海や海浜での遭難者や船舶の救助活動を支援するボランティア団体の全国組織である。全国各地の地方組織を通じて海難救助活動への支援や、救助員に対する補償・表彰などの事業を展開している。
概要と組織
東京都千代田区に本部を置く公益社団法人であり、名誉総裁には憲仁親王妃久子が就任している。沿岸地域の漁業者やマリンレジャー関係者などによって構成される民間ボランティア組織である「救難所」に対し、訓練や救難器具の整備といった支援を行っている点が特徴である。

沿革
1889年11月に大日本帝国水難救済会として設立された。その後、幾度かの名称変更を経て、1949年4月に日本水難救済会となった。2011年の公益法人制度改革に伴い、2013年4月1日付で公益社団法人へ移行している。
主な事業
救難所の支援と運営
沿岸地に設置された救難所に対し、救命索発射器、消防ポンプ、救命ゴムボートなどの救難器具を整備しているほか、出動率の高い救難所には専用の小型救助船を配備している。また、救助出動を行った救難所員に対する出動報奨金の交付や、心肺蘇生法などの救急法に関する指導者研修・実地訓練を実施している。
青い羽根募金
民間ボランティアによる海難救助活動の装備や訓練費用に充てるため、1950年から「青い羽根募金」を実施している。例年7月の「海の日」を中心に強調運動期間が設けられており、行政機関や関連団体からも後援を受けている。
表彰制度
同会では、水難救助活動において功労のあった救難所員に対する表彰記章や感謝状の贈呈を行っているほか、多額の寄付を行った個人や法人・団体に対して紺綬褒章の上申や名誉総裁章、有功章などの授与を行っている。
よくある質問
日本水難救済会とはどのような団体ですか?
海や海浜での遭難者や船舶を救助する民間ボランティアの全国組織を支援する公益社団法人です。
青い羽根募金はいつ行われますか?
年間を通じて受け付けており、特に7月の海の日を中心に7月1日から8月31日までの期間を強調運動期間として活動が行われます。
救難所を構成しているのはどのような人たちですか?
地域の漁師やマリンレジャー関係者など、普段は海に関する職業を営む人々によって構成されています。
関連記事
海上保安庁日本海員掖済会王立救命艇協会
参考文献
地方水難救済会組織一覧(日本水難救済会) / 日本水難救済会のあゆみ