政府機関
アメリカ海洋大気庁の組織と概要

アメリカ合衆国商務省に属するアメリカ海洋大気庁(NOAA)の組織概要、沿革、主要部局および庁旗について詳しく解説します。
📌 主なポイント
- ✓アメリカ海洋大気庁(NOAA)はアメリカ合衆国商務省に属する機関である。
- ✓1970年にニクソン大統領の提案および連邦議会の再編計画によって設立された。
- ✓本部はメリーランド州シルバースプリングに置かれている。
- ✓国立気象局(NWS)や国立海洋局(NOS)など6つの主要ライン部門で構成される。
アメリカ海洋大気庁(アメリカかいようたいきちょう、英語: National Oceanic and Atmospheric Administration、略称:NOAA)は、アメリカ合衆国商務省に属する連邦政府機関である。海洋および大気に関する調査、研究、気象予報などを専門に行う。

自然災害からの人命および財産の保護、環境の理解増進、海洋資源の有効利用に向けた探査や開発を目的として、1970年に設立された。本部はメリーランド州シルバースプリングに所在している。
歴史と沿革
1970年、リチャード・ニクソン大統領の提案による再編計画が米国議会で可決されたことに伴い、NOAAが設立された。この設立により、米国で長年の歴史を持っていた沿岸測地測量局(1807年創立)、国立気象局(1870年創立)、商用漁業局(1871年創立)の3つの機関が統合された。
また、1965年に設置されていた環境科学業務局(ESSA)も、1970年の再編時にNOAAへ合併された。近年では、連邦職員の削減方針に伴い、2025年2月28日までに約800人の職員が解雇されるなどの組織的な変動も生じている。
組織構成
NOAAの主なライン部門は、以下の6つの部局で構成されている。
- アメリカ国立気象局 (NWS):気象、水文、気候に関する予報および警報を提供し、国民の生命と財産の保護を担う。
- アメリカ国立海洋局 (NOS):近隣の海洋や沿岸地域の安全確保、環境保全、海洋資源の維持管理を担当する。
- アメリカ海洋漁業局 (NMFS):排他的経済水域(EEZ)内における海洋生物資源の管理および保護を行う。
- アメリカ環境衛星データ情報局 (NESDIS):地球観測衛星プログラムの運用や、地球環境観測データの集約・管理を行う。
- 海洋大気研究所 (OAR):地球を支える複雑な系の理解や予報精度の向上を目的とした基礎研究を担う。
- 海上・航空運用局 (OMAO):船舶隊や航空隊を運用し、科学的任務や管理業務を制服職員(士官部隊)によって支えている。
庁旗
NOAAの庁旗は、前身である米沿岸測地測量局(USCGS)が使用していた旗を基に制定された。USCGSの旗に描かれていた三角測量を象徴する赤い三角形の中に、NOAAのロゴマークが組み込まれているデザインとなっている。
よくある質問
アメリカ海洋大気庁(NOAA)とはどのような組織ですか?
アメリカ合衆国商務省に属し、海洋と大気に関する調査、研究、気象予報、環境保全などを専門に行う連邦政府機関です。
NOAAはいつ設立されましたか?
1970年10月3日に、ニクソン政権下の再編計画によって設立されました。
NOAAの主な部局にはどのようなものがありますか?
アメリカ国立気象局(NWS)、アメリカ国立海洋局(NOS)、アメリカ海洋漁業局(NMFS)、環境衛星データ情報局(NESDIS)、海洋大気研究所(OAR)、海上・航空運用局(OMAO)の6つのライン部門があります。
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参考文献
- 環境省、文部科学省等、多くの公的機関ウェブサイトで表記がみられる。
- “米海洋大気局が職員800人解雇、週内に1000人超も 予報や気候の専門家が対象”. CNN (2025年2月28日). 2025年3月3日閲覧。
- ニューズレター第41号「世界各国の海洋管理への取り組み比較表/世界の排他的経済水域図」, 海洋政策研究財団.
- Joseph McMillan. “Sea Flags: National Oceanic and Atmospheric Administration”. Sea Flags.