国際賞・国際関係

国際平和への貢献を称える栄誉、ノーベル平和賞の歴史と選考の仕組み

国際平和への貢献を称える栄誉、ノーベル平和賞の歴史と選考の仕組み
ノーベル賞の一つである「ノーベル平和賞」の創設経緯、ノルウェー・ノーベル委員会による選定方式、授賞式の概要、そして数々の歴史的論争について解説します。

📌 主なポイント

  • ノーベル平和賞は、アルフレッド・ノーベルの遺言に基づき創設された5部門の一つである。
  • 他のノーベル賞とは異なり、ノルウェーの首都オスロで授与式が開催される。
  • 受賞者の選定は、ノルウェー国会が指名する5人の委員で構成されるノルウェー・ノーベル委員会が行う。

ノーベル平和賞(ノルウェー語: Nobels fredspris、英語: Nobel Peace Prize)は、スウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベルの遺言によって創設されたノーベル賞の5部門のうちの一つである。

創設の経緯と授与の特徴

ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルは、スウェーデンとノルウェー両国の和解と平和を祈念し、平和賞の授与をノルウェーで行うよう遺言に遺した。他の科学3部門や文学賞などがスウェーデン国内で授与されるのに対し、平和賞のみノルウェー政府が授与主体となっているのが大きな特徴である。

ノーベルの遺言では、平和賞は「国家間の友好関係、軍備の削減・廃止、及び平和会議の開催・推進のために最大・最善の貢献をした人物・団体」に授与すべきものとされている。他の部門と異なり、個人だけでなく団体も授与の対象に含まれている。

選定方式と授賞式

毎年の受賞者は最高3人までに制限されている。選考は、ノルウェーの国会が指名する5人の委員と選考を取り仕切る1人の書記で構成される「ノルウェー・ノーベル委員会」によって行われる。

各国から極秘裏に推薦を受け付け、候補者の名前は原則として50年間公表されない仕組みになっている。個人の場合は生存していること、組織の場合は現存することが授与の条件となる。授賞式は、毎年12月10日の午後1時にノルウェーの首都オスロにあるオスロ市庁舎で開催される。

論争と批判

科学部門の賞と比較して、ノーベル平和賞は「現在進行形の政治情勢に関わる人物」が選ばれることが多いため、世界中で度々議論や論争を引き起こしてきた。受賞者のその後の行動や政治的背景を巡り、賞の妥当性が問われるケースが少なからず存在している。

よくある質問

ノーベル平和賞の授与式はどこで行われますか?
ノルウェーの首都であるオスロのオスロ市庁舎で、毎年12月10日に行われます。
ノーベル平和賞の選考を行うのは誰ですか?
ノルウェーの国会が指名する5人の委員で構成される「ノルウェー・ノーベル委員会」が選考を行います。
団体もノーベル平和賞を受賞することができますか?
はい、個人のみならず国際組織や団体も授与の対象に含まれています。

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参考文献

  • The Nobel Prize amounts - The Nobel Prize公式サイト
  • ノーベル賞の国際政治学 -ノーベル平和賞の歴史的発展と選考過程-, 吉武信彦