文字・記号

番号記号の歴史と用途

番号記号の歴史と用途
番号記号(ナンバーサイン、井桁、#)の歴史的由来や名称、各国における読み方や用途について解説する百科事典記事です。

📌 主なポイント

  • 番号記号は、番号を示す数字の前に置かれる記号である。
  • 14世紀ごろの古代ローマで使用されていた重量記号「lb」に由来するとされる。
  • 日本では「井桁」や「スクエア」とも呼ばれるが、ナンバーの表記には「№」が使われることが多い。
  • 米国では質量のポンドを表す際に「パウンド」と読ばれることがある。

番号記号(ばんごうきごう)またはナンバーサイン(英語: number sign)は、番号を示す数字の前に置かれる約物である。「井桁(いげた)」や「スクエア」とも呼ばれる。

アイザック・ニュートンが書いたリブラ・ポンド(℔)の手書き文字
アイザック・ニュートン が書いた「リブラ・ポンド」(℔)

歴史的由来

14世紀ごろ、古代ローマで重量の単位を表す記号として使われていた「lb」(リブラ)に横棒を引いたもの(℔)が起源とされている。これが手書きで筆記されるうちに次第に崩れ、現在の形状へと変化した。

名称と読み方

国や地域、文脈によってさまざまな名称や読み方が存在する。

  • 日本: 番号記号や井桁と呼ばれることが多い。日本では古くから、この記号の代わりに「№」(ヌメロ)を用いて「ナンバー」と読むのが一般的である。
  • 米国: 歴史的な由来から、質量の単位であるポンドを表す際にも用いられ、その場合は「パウンド」と読まれる。
  • 北米以外の英語圏: 「hash(ハッシュ)」と呼ばれることがある。この名称は、絵画技法の一種であるハッチングの交差(クロスハッチング)に由来するという説が存在する。

主な用途

現代においては、電話の押しボタン式端末(プッシュ回線)において、数字の「」(スターマーク)とともに特殊な用途や操作を行うためのボタンとして配置されている。また、音楽の楽譜などで半音上げる変化記号を意味する「♯」(シャープ)とは似て非なる記号である。

よくある質問

番号記号の由来は何ですか?
14世紀ごろ、古代ローマで重さの記号として使われていた「lb」に横棒を引いた記号(℔)が、手書きで筆記されるうちに崩れて現在の形になったといわれています。
音楽記号の「シャープ」と同じものですか?
いいえ、楽譜などで使われる半音上げる変化記号の「♯」(シャープ)とは異なる類似記号です。
英語圏ではどのように呼ばれますか?
米国では質量のポンドを表す際に「パウンド」と呼ばれ、北米以外の英語圏ではクロスハッチングに由来するとされる「ハッシュ」と呼ばれることがあります。

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ヌメロシャープ (記号)プッシュ回線約物

参考文献

日本語版ウィキペディア「番号記号」項目および関連する記号の歴史的資料