地理
大分川:大分県を流れる一級河川の概要

大分県の中部を流れる一級河川、大分川の地理、歴史、流域の特徴、および防災に関する情報を解説します。
📌 主なポイント
- ✓大分川は由布岳を水源とし、別府湾に注ぐ一級河川である。
- ✓1967年に一級河川に指定された。
- ✓2020年7月豪雨において、観測史上最高水位を記録した。
大分川(おおいたがわ)は、大分県中部を流れる一級水系「大分川水系」の本流であり、一級河川に指定されています。古くは「堂尻川」や「寒川」とも呼ばれていました。
地理
九重連山の東側に位置する由布岳(標高1,584m)の南西麓を水源とします。南西方向に流れて由布院盆地を貫流した後、次第に向きを変えて概ね東流します。下流部では大野川とともに大分平野を形成し、大分市街地を東西に分けながら北流し、別府湾へと注ぎます。

河川管理については、源流から由布市挾間町の天神橋までは大分県が管理し、天神橋から河口までは国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所が管轄する国直轄区間となっています。
歴史
『豊後国風土記』には、古くから鮎(年魚)が多く捕れる川として記載されています。また、承和15年(848年)には大分川で白亀が捕獲され、朝廷に献上されたという記録が『続日本紀』に残されています。
近代以降、大規模な水害も経験しており、1953年(昭和28年)の西日本水害では大分市街地が浸水する被害を受けました。この教訓から、支流の芹川に芹川ダムが建設されました。近年では、2020年(令和2年)7月豪雨において、由布市や大分市で越流や内水氾濫が発生し、観測史上最高水位を記録しました。

流域の主な支川
- 花合野川
- 阿蘇野川
- 小挾間川
- 芹川
- 賀来川
- 七瀬川

名称の由来
「大分川」という名称は、流域の「大分郡」という地名に由来すると考えられています。地名の由来には諸説あり、景行天皇がこの地を巡幸した際に広々とした田を見て「碩田国(おおきだのくに)」と名付けたという伝承や、河岸段丘などの複雑な地形を指す「大きくきざみ分けられた所」という解釈などが存在します。
よくある質問
大分川の源流はどこですか?
大分県にある由布岳(標高1,584m)の南西麓が源流です。
大分川はどこに注いでいますか?
大分県の大分平野を流れ、別府湾に注いでいます。
大分川の管理者は誰ですか?
源流から由布市挾間町の天神橋までは大分県が、天神橋から河口までは国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所が管理しています。
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大分県由布岳別府湾一級水系
参考文献
- 国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所「大分川水系河川維持管理計画」2012年4月
- 大分市「第1章 大友氏遺跡の概要と価値」
- 大分県「県名の由来」
- テレビ大分「大分川沿い 豪雨被害相次ぐ」2020年7月9日