学術出版・データサイエンス
Our World in Data:グローバルな課題を可視化する学術プラットフォーム

Our World in Dataは、貧困や環境問題など地球規模の課題に関するデータを視覚化し、無料で公開している学術出版物です。国際機関の統計に基づいた信頼性の高い情報を提供しています。
📌 主なポイント
- ✓2011年にマックス・ローザーによって設立された。
- ✓オックスフォード大学を拠点とする非営利団体「Global Change Data Lab」が運営している。
- ✓国際連合や世界保健機関(WHO)などの信頼できる国際機関のデータを基にしている。
- ✓データと図表はCC BYやMITライセンスの下で公開されており、無料で利用可能である。
Our World in Data(アワー・ワールド・イン・データ、OWID)は、貧困、疾病、飢餓、気候変動、戦争、社会的不平等といった地球規模の課題に焦点を当てた学術出版物です。複雑なグローバルな問題の現状を、視覚的なグラフやデータを用いて解説し、誰でも無料で利用できる形で公開しています。
概要と目的
2011年にマックス・ローザー(Max Roser)によって設立された本プロジェクトは、オックスフォード大学を拠点とする非営利団体「Global Change Data Lab」によって運営されています。その目的は、人類が直面する大きな課題について、信頼できるデータに基づいた理解を促進することにあります。公開されているデータの多くは、国際連合、世界保健機関(WHO)、世界銀行などの国際機関から提供された統計に基づいています。

提供されるデータとトピック
Our World in Dataでは、多岐にわたるトピックについて詳細な研究とデータセットが提供されています。主なトピックには以下が含まれます。
- 人口と人口動態の変化
- 健康と医療
- エネルギーと環境
- 食料と農業
- 貧困と経済発展
- 教育と知識
- イノベーションと技術革新
- 人権と民主主義
- 暴力と戦争

利用とライセンス
公開されているデータや図表の多くは、クリエイティブ・コモンズ(CC BY)やMITライセンスに基づいて提供されており、適切な出典を明記することで、誰でも自由に複製、頒布、展示が可能です。このオープンな姿勢により、学術研究、政府報告書、メディア報道など、幅広い分野で引用されています。特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行時には、リアルタイムでデータを公開し、パンデミックへの対応策を検討する上で重要な情報源となりました。
資金調達
運営資金は、主に個人や団体からの寄付によって賄われています。透明性を保つため、資金源に関する情報は公式サイトで公開されています。
よくある質問
Our World in Dataのデータは誰でも利用できますか?
はい、公開されているデータや図表の多くはCC BYやMITライセンスに基づいており、出典を明記すれば誰でも無料で利用や頒布が可能です。
どのようなトピックを扱っていますか?
貧困、健康、環境、食料、教育、人権、戦争など、人類が直面する主要なグローバル課題を幅広く扱っています。
運営資金はどのように調達されていますか?
主に個人や団体からの寄付によって運営されており、資金源の詳細は公式サイトで公開されています。
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参考文献
- Our World in Data. "About us". 2026年5月13日閲覧。
- Akhtar, Muizz (2022). "Max Roser doesn’t want us to lose sight of progress". Vox.
- Ritchie, Hannah (2021). "COVID’s lessons for climate, sustainability and more from Our World in Data". Nature.
- Oxford Martin School (2025). "Understanding our world, one dataset at a time".