地理
中央アジアの高地:パミール高原の地理と特徴

タジキスタン、中国、アフガニスタンなどにまたがり、世界の屋根とも称されるパミール高原の地理的特徴や山岳景観について解説します。
📌 主なポイント
- ✓パミール高原は平均標高が5000メートルに達する高地である。
- ✓東パミールの中国領には最高峰のコングール山(7,719m)が位置する。
- ✓中国の歴史的な呼称として「葱嶺」が知られている。
パミール高原(英語: Pamir Mountains)は、タジキスタン、アフガニスタン、キルギス、パキスタン、中国などにまたがる、平均標高が5000メートルに達する広大な高地です。「パミール」という名称は、タジク語で「世界の屋根」を意味するとされています。


地理と地形的特徴
パミール高原は、東パミール、中部パミール、西パミールに大きく分かれています。この高原からは、東北方面へ天山山脈、南方へ崑崙山脈、カラコルム山脈、ヒマラヤ山脈、西南方面へヒンドゥークシュ山脈がそれぞれ伸びており、アジアにおける巨大な山岳結節点を形成しています。歴史的には、中国において「葱嶺(そうれい)」とも呼ばれていました。

主要な山々
東パミールの中国領内には、最高峰であるコングール山(標高7,719メートル)やムスタグアタ山(標高7,546メートル)といった高峰がそびえています。一方、西パミールの最高峰はタジキスタン領にあるイスモイル・ソモニ峰(標高7,495メートル)です。


地域と文化
タジキスタン東部のゴルノ・バダフシャン自治州などには、イラン系のパミール人やテュルク系のキルギス人などが居住しています。また、中国のカシュガル地区に属する地域の一部は、観光地として整備されています。
よくある質問
パミール高原はどこに位置していますか?
タジキスタン、アフガニスタン、キルギス、パキスタン、中国などにまたがって位置しています。
パミール高原の最高峰は何ですか?
東パミールの中国領にあるコングール山(標高7,719m)です。
パミールという言葉の意味は何ですか?
タジク語で「世界の屋根」を意味するといわれています。
関連記事
天山山脈ヒマラヤ山脈カラコルム山脈ヒンドゥークシュ山脈
参考文献
- 『パミール高原』 - コトバンク
- “パミール”. weblio辞書.
- 深田久弥、榎一雄 著『ヘディン中央アジア探検紀行全集 1 アジアの砂漠を越えて(上)』白水社、1964年。
- “新疆维吾尔自治区喀什地区帕米尔旅游区”. 中华人民共和国文化和旅游部, 2021年7月22日.