航空スポーツ
パラモーターの構造と装備に関する解説
パラモーター(動力パラグライダー)の機体構造、エンジンユニット、計器類、安全装備について解説した百科事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓パラモーターのエンジンユニットの乾燥重量はおよそ14kgから28kgである。
- ✓エンジンは排気量60ccから250ccのものが多く使われている。
- ✓パラモーターの死亡事故の多くは着水による溺死であることが指摘されている。
パラモーター(動力パラグライダー)は、背中に背負ったエンジンとプロペラ、およびパラグライダー用の翼(キャノピー)を組み合わせて飛行する航空スポーツ用の機材である。
機体と構造
パラモーターの飛行システムは、主に翼となるグライダー、背負式のエンジンユニット、飛行管理のための計器類、そして万が一の際の安全装備によって構成されている。
グライダー
飛行にはパラグライダー用の翼を使用することが可能である。ただし、動力飛行時の迎角が最適ではない場合があるため、専用に設計された機体や、調整を行うことで通常のパラグライダーと共用できる機体が利用される。
エンジンユニット
エンジンユニットは、排気量60ccから250cc程度のエンジンに、直径90cmから130cmの2枚または3枚のプロペラを装着したものが主流である。プロペラへの巻き込みを防止するガードと、パイロットが背負うためのハーネスが一体となっている。
乾燥重量はおよそ14kgから28kgの範囲であることが多いが、飛行中は翼からの揚力によって支えられるため、パイロット自身がその重量を直接感じることはない。排気量60ccから80cc程度の小型エンジンにはクラッチが備わっていることが多く、アクセルレバーを戻すことでプロペラが停止し、安全な着陸が可能となる構造を持つ。一定以上アクセルレバーを引くとエンジンと直結する仕組みになっており、通常飛行時の摩擦損失を防いでいる。
計器類
飛行中の状態を把握するため、以下のような計器や通信機器が携行される。
- タコメーター:エンジンの回転数を測定する計器
- アルチ・バリオメーター:高度計(アルチメーター)と昇降計(バリオメーター)の機能を兼ね備えた計器
- 携帯型GPS:位置情報や移動速度の確認用
- 無線機:飛行中の連絡や安全確保のため
安全装備
万が一の事態に備え、様々な安全装備が用意されている。
- 緊急パラシュート:本体のトラブル時に使用する落下傘
- ライフセーバー(着水時用ライフジャケット):水辺での飛行時に着用する装備。関連団体によれば、パラモーターの死亡事故の多くは着水時の溺死に起因しているため、水上飛行の際は着用が強く推奨されている。
よくある質問
パラモーターのエンジンユニットの重さはどれくらいですか?
乾燥重量でおよそ14kgから28kgのものが多いですが、飛行中はグライダーに吊られているため重さを感じることはありません。
水辺で飛行する際に推奨される装備は何ですか?
着水時の溺死を防ぐため、ライフセーバー(ライフジャケット)の着用が呼びかけられています。
どのような計器が使用されますか?
タコメーター、アルチ・バリオメーター、携帯型GPS、無線機などが使用されます。
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参考文献
Wikipedia - パラモーター (https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC)