都市計画
公園の定義と分類

公園の定義、その歴史的背景、および日本における都市公園法に基づく分類や管理体制について解説します。
📌 主なポイント
- ✓公園は大きく分けて、施設を整備する「営造物公園」と、区域を指定して保全する「地域制公園」に分類される。
- ✓日本における都市公園の整備や管理は、主に都市公園法に基づいて行われる。
- ✓2017年の都市公園法改正により、公園内への保育所や福祉施設、飲食店などの設置が緩和された。
公園とは、公衆が憩い、遊び、あるいは自然との触れ合いを楽しむために公開された区域を指します。公共性の高い団体や組織によって運営・管理されることが一般的であり、その目的や規模に応じて多様な形態が存在します。歴史的には庭園や遊園地と概念が重なる部分も多く、都市計画において重要な役割を担っています。
公園の主な分類
公園は、その設置目的や管理手法によって大きく「営造物公園」と「地域制公園」に大別されます。
営造物公園
特定の用地を確保し、目的に応じた施設を整備して公開する公園です。日本においては主に都市公園法に基づき、国や地方公共団体が設置・管理を行います。街区公園、近隣公園、地区公園などの都市公園のほか、動物園や植物園、歴史公園などがこれに含まれます。2017年の都市公園法改正により、公園内に保育所や高齢者福祉施設、レストランなどの設置がより柔軟に行えるようになり、利便性の向上が図られています。
地域制公園
一定の区域を指定し、土地利用の制限や行為の規制を通じて自然景観の保全を図る公園です。自然公園法に基づく国立公園や国定公園が代表例であり、土地の所有権に関わらず区域全体を公園として管理する手法がとられます。
日本における都市公園の体系
国土交通省の基準では、都市公園は利用範囲や目的によって以下のように分類されています。
- 住区基幹公園:街区公園、近隣公園、地区公園など、居住者の日常生活圏に密着した公園。
- 都市基幹公園:総合公園や運動公園など、都市住民全般の利用を想定した公園。
- 大規模公園:広域公園やレクリエーション都市など、広範囲の住民の利用を目的とした大規模な施設。
- 特殊公園:風致公園、動植物公園、歴史公園、墓園など、特定の機能を重視した公園。
- その他:緩衝緑地、都市緑地、緑道など、公害防止や都市環境の改善を目的とした緑地。
これらの公園は、都市の自然的環境の保全や、住民のレクリエーション需要の充足という多面的な役割を果たしています。
よくある質問
営造物公園と地域制公園の違いは何ですか?
営造物公園は特定の土地に施設を整備して公開する公園(都市公園など)を指し、地域制公園は一定の区域を指定して自然景観の保全を目的とする公園(国立公園など)を指します。
公園内に保育所やレストランを設置することは可能ですか?
はい、2017年6月施行の改正都市公園法により、保育所、学童クラブ、高齢者福祉施設、レストランなどの設置が以前よりも容易になりました。
都市公園にはどのような種類がありますか?
街区公園、近隣公園、地区公園、総合公園、運動公園、広域公園、特殊公園(動物公園や歴史公園など)、緩衝緑地、都市緑地などがあります。
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参考文献
- 国土交通省「都市公園の種類」
- 『東京新聞』2017年4月28日夕刊「公園に保育所」
- 都市公園法(昭和31年法律第79号)