物理学者

フィリップ・W・アンダーソン:ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物性物理学者

フィリップ・W・アンダーソン:ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物性物理学者
1977年にノーベル物理学賞を受賞したアメリカの物性物理学者、フィリップ・W・アンダーソンの生涯、主な業績、日本との関わりについて解説します。

📌 主なポイント

  • ✓1923年12月13日にアメリカ・インディアナポリスで生まれた。
  • ✓1977年にネヴィル・モット、ジョン・ヴァン・ヴレックと共にノーベル物理学賞を受賞した。
  • ✓ベル研究所やプリンストン大学などで物性物理学の研究に従事し、アンダーソン局在などの業績を残した。

フィリップ・ウォーレン・アンダーソン(Philip Warren Anderson、1923年12月13日 - 2020年3月29日)は、アメリカ合衆国の物理学者。物性物理学の分野で数々の革新的な業績を残し、1977年にネヴィル・モット、ジョン・ヴァン・ヴレックとともにノーベル物理学賞を受賞した。

フィリップ・アンダーソンの肖像写真
フィリップ・アンダーソン

経歴

アメリカのインディアナポリスで生まれ、イリノイ州アーバナで育つ。ハーバード大学に学び、在学中にはアメリカ海軍調査研究所に勤務した。1943年に卒業後、同大学院に進みジョン・ヴァン・ヴレックの指導の下で研究を行い、1949年にPh.D.を取得した。

1949年から1984年までニュージャージー州のベル研究所に在籍し、物性物理学の研究に没頭した。その後、1967年からケンブリッジ大学教授、1984年からはプリンストン大学教授を歴任した。2020年3月29日にプリンストンで死去した。

主な業績

アンダーソンの研究は、磁性体や無秩序系の電子構造など多岐にわたる。主な理論やモデルとして、超交換相互作用、アンダーソン模型、アンダーソン局在、スピングラスに関するエドワーズ・アンダーソン理論、超伝導におけるRVBなどが挙げられる。

物理学に関するイメージ図
物性物理学の研究成果

日本との関わり

アンダーソンは日本との関わりも深く、1953年に国際理論物理学会で来日して以降、何度か日本を訪れている。1989年には日本学士院外国人会員に選出され、2002年12月には東京大学から名誉博士号を授与された。東京大学物性研究所には彼の著名な言葉である「More is different(多は異なり)」が刻まれた記念碑と記念植樹が存在する。

よくある質問

フィリップ・アンダーソンの主な受賞歴は何ですか?
1964年のオリバー・E・バックリー凝縮系賞、1977年のノーベル物理学賞、1982年のアメリカ国家科学賞などを受賞しています。
フィリップ・アンダーソンがノーベル物理学賞を受賞した理由は何ですか?
「磁性体と無秩序系の電子構造の理論的研究」が評価され、1977年にノーベル物理学賞を受賞しました。

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ノーベル物理学賞物性物理学ベル研究所プリンストン大学

参考文献

  • World's most creative physicist revealed. PhysicsWorld. 2007-12-05.
  • ノーベル賞の米物理学者が死去 フィリップ・アンダーソン氏. 共同通信. 2020-04-01.