通貨・記号
ポンド記号の歴史と用法
ポンドやリラで使用される通貨記号「£」の歴史的由来、文字コードやコンピュータでの扱い、各国における使用状況について解説します。
📌 主なポイント
- ✓ポンド記号(£)は古代ローマの通貨・質量単位である「リーブラ(libra)」の頭文字Lに由来する。
- ✓番号を表す記号「#」とは同じ歴史的由来を持つ。
- ✓Unicodeではポンド記号やリラ記号がそれぞれ個別のコードポイントとして定義されている。
ポンド記号(£)は、ポンドやかつて存在したリラなどの通貨単位で用いられる通貨記号である。古代ローマの通貨単位であるリーブラのラテン語表記「libra」の頭文字「L」に由来している。
歴史と由来
「リーブラ」は本来、天秤を意味する言葉であった。そこから質量を表す単位へ変化し、さらに1リーブラの銀の価値を基準とする通貨単位へと発展した。このリーブラの頭文字「L」を図案化したものがポンド記号の起源となっており、番号を表す「#」とも同じ歴史的背景を持っている。
使用状況
通貨記号としての使用方法は国や地域によって異なり、金額の前にスペースを空けずに記述されることが多い。例えばイギリス・ポンドやかつてのイタリア・リラ、アイルランド・ポンドでは「£100」のように用いられる。一方で、イスラエル・リラでは「I£」、エジプト・ポンドでは「LE」や「E£」などの略号が使われることもあった。また、トルコ・リラでは主に「TL」が用いられている。
コンピュータにおける扱い
コンピュータの黎明期において、イギリスの古い文字コードであるBS 4730(ISO/IEC 646の国内版)では、文字コードの特定の位置に£が割り当てられていた。しかし、標準的なASCII文字セットには£が定義されていなかったため、歴史的に「#」で代用される事例も見られた。現代のUnicodeでは、ポンド記号(U+00A3)や全角のポンド記号(U+FFE1)、さらにリラ記号(U+20A4)などがそれぞれ個別に定義されている。
よくある質問
ポンド記号(£)の由来は何ですか?
古代ローマの通貨および質量単位であるリーブラ(libra)の頭文字「L」に由来しています。
「#」との関係は何ですか?
ポンド記号と番号を表す「#」は、どちらもリーブラを起源としています。
コンピュータではどのように表現されますか?
Unicodeではポンド記号としてU+00A3などが割り当てられており、HTML文字参照の「£」などでも表示が可能です。
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参考文献
- イスラエル銀行による貨幣カタログ・1リラ札