PubMed:医学・生命科学文献データベース
📌 主なポイント
- ✓PubMedは米国国立医学図書館(NLM)が運営する無料の医学文献検索エンジンである。
- ✓PMIDはPubMedが各文献に割り当てる固有の識別番号である。
- ✓1996年に一般公開され、医学情報のアクセシビリティを大幅に向上させた。
- ✓MEDLINEを含む膨大な学術文献データベースを統合検索できる。
PubMed(パブメド)は、医学、看護学、歯学、獣医学、生命科学およびその周辺分野における学術文献の検索エンジンです。アメリカ国立衛生研究所(NIH)の一部門であるアメリカ国立医学図書館(NLM)が運用しており、NCBI(国立生物工学情報センター)が提供するデータベース統合検索システム「Entrez」の中核を担っています。
概要と歴史
PubMedは、MEDLINEをはじめとする膨大な医学系データベースへのアクセスを提供しています。1996年1月に一般公開され、それまで大学図書館などの機関に限定されていた医学情報の検索環境を、個人や法人が広く利用できるものへと変革しました。1997年6月には、当時のアル・ゴア副大統領によって正式な公開式典が行われました。
データベースには1966年以降の文献を収録する「MEDLINE」のほか、それ以前の文献情報も含まれています。NLMは継続的にシステムを改善しており、2016年には出版社が索引付けされた記事の誤植を直接修正できる仕組みを導入するなど、データの正確性向上を図っています。
PMID(PubMed Unique Identifier)
PMIDは、PubMedが各文献に対して一意に割り当てる識別番号です。この番号を使用することで、特定の論文を正確に指定・検索することが可能です。例えば、fMRIの基礎となったBOLD法の原理に関する論文など、個々の文献には固有のPMIDが付与されており、検索窓に入力することで即座に文献情報へアクセスできます。
利用とアクセス
PubMedは無料で利用可能であり、多くの文献には全文記事へのリンクが含まれています。掲載元の一部(PMCなど)は全文を自由に閲覧できるオープンアクセスとなっており、検索結果画面から直接アクセス可能です。また、NLMはMEDLINEのデータを民間企業や学術機関にも提供しており、世界中で多様なインターフェースを通じた利用環境が構築されています。
よくある質問
PubMedは誰でも無料で利用できますか?
PMIDとは何ですか?
すべての論文を無料で全文読むことはできますか?
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参考文献
- PubMedとは | 日本病院ライブラリー協会 (jhla.jp)
- PubMed Celebrates its 10th Anniversary, Technical Bulletin, United States National Library of Medicine (2006)
- Lindberg DA, "Internet access to the National Library of Medicine", Eff Clin Pract (2000)
- MEDLINE/PubMed Production Improvements Underway (2018)