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パンジャーブ語の概要と特徴

📌 主なポイント
- ✓インド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属する言語である。
- ✓インドとパキスタンのパンジャーブ地方を中心に、世界で1億人以上の話者が存在する。
- ✓有声帯気音の消失に伴い、声調が発達したことが大きな特徴である。
- ✓インドでは憲法第8付則の指定言語であり、パンジャーブ州の公用語である。
パンジャーブ語(Panjabi, Punjabi)は、南アジアのパンジャーブ地方を中心に話されるインド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属する言語です。ヒンディー語やベンガル語と並び、同地域において非常に多くの話者数を擁しています。

地理的分布と公的地位
パンジャーブ語の話者は、パキスタン東部のパンジャーブ州とインドのパンジャーブ州に集中しています。インドではパンジャーブ州の公用語として認められており、憲法第8付則に定められた指定言語の一つです。一方、パキスタンでは人口の約39%が母語とする主要な言語でありながら、公用語としては採用されていません。また、カナダやイギリスなど、在外インド人コミュニティにおいても広く使用されています。
言語的特徴
パンジャーブ語の大きな特徴は、声調(トーン)の発達です。かつて存在した有声帯気音の系列が消失した代償として、音節に高低のアクセントが生じました。また、ヒンディー語では消失した重子音が、パンジャーブ語では保持されている点も重要な言語学的特徴です。

表記体系
パンジャーブ語は地域や宗教的背景により異なる文字体系で表記されます。インド側ではシク教の聖典『グル・グラント・サーヒブ』にも用いられるグルムキー文字が一般的です。パキスタン側では、アラビア文字を基にしたナスタアリーク体であるシャームキー文字が使用されます。また、パンジャーブ州以外の地域ではデーヴァナーガリー文字が用いられることもあります。
参考文献
- “Punjabi, Eastern”. Ethnologue. Ethnologue. 2017年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月13日閲覧。
- “Punjabi, Western”. Ethnologue. Ethnologue. 2017年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月13日閲覧。
- エスノローグ18版の Punjabi, East と Punjabi, West の合計
- インド憲法附則8で指定。インドの公用語の一覧も参照
- Jain (2007) 3.1
- “Census Profile”. Statistics Canada (2015年2月9日). 2015年8月21日閲覧。
- “2011 Census: Quick Statistics for England and Wales, March 2011”. Office for National Statistics (2013年1月30日). 2015年8月21日閲覧。
- Shackle (2007) 2.2
- Shackle (2007) 2.4
- Shackle (2007) 2.3
- “Online Punjabi Teaching: Introduction”. 2013年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年5月17日閲覧。 (archive.org)
- “Indo-Aryan”. Ethnologue (2015年). 2015年8月20日閲覧。