資源科学・経済

希少金属(レアメタル)の概要と産業的意義

希少金属(レアメタル)の概要と産業的意義
産業界に不可欠な希少金属(レアメタル)の定義、用途、価格動向、産出国の偏在性、および日本における資源確保の取り組みについて解説します。

📌 主なポイント

  • レアメタルは日本独自の用語であり、英語圏ではマイナーメタルと呼ばれる。
  • 産出国が中国やアフリカ諸国などに偏在しており、供給リスクが指摘されている。
  • 日本では経済安全保障の観点から、特定のレアメタルについて国家備蓄を行っている。

レアメタル(希少金属)とは、地球上の存在量が比較的少ないか、あるいは抽出や精錬の技術的・経済的な理由から産業界での流通量・使用量が限られている非鉄金属の総称である。

定義と特徴

広義には鉄、銅、亜鉛、アルミニウムなどのベースメタルや金、銀などの貴金属を除く非鉄金属全般を指す場合があるが、狭義ではこれら以外の産業利用される金属を指す日本独自の表現(和製英語)であり、英語圏ではマイナーメタル(minor metal)と呼ばれることが多い。なお、英語の

よくある質問

レアメタルとは何ですか?
産業界での流通量や使用量が少なく、地球上の存在量が限られているか抽出が困難な非鉄金属の総称です。
レアメタルとレアアースの違いは何ですか?
レアアース(希土類元素)は17種類の元素の総称であり、レアメタルという大きな括りの中に含まれる一つのグループです。
日本における国家備蓄の対象は何種類ですか?
ニッケル、クロム、タングステン、モリブデン、コバルト、マンガン、バナジウムの7元素が対象となっています。

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希土類元素非鉄金属都市鉱山資源リスク

参考文献

中村繁夫『レアメタル資源争奪戦 ハイテク日本の生命線を守れ!』日刊工業新聞社、2007年。
田中和明『よくわかる最新レアメタルの基本と仕組み』秀和システム、2007年。
日経BP「日経エレクトロニクス」2011年1月24日号。
一般社団法人 資源・素材学会 (MMIJ)「非鉄製錬におけるマイナーメタルに関するシンポジウム」2017年。