気象学

地域空域予報中枢の概要と役割

地域空域予報中枢(RAFC)の役割や世界における指定機関、かつて日本に置かれていた東京RAFCの歴史について解説します。

📌 主なポイント

  • 地域空域予報中枢(RAFC)は、世界空域予報中枢の作成した気象情報を各地域の気象機関へ中継配信する機関である。
  • 世界気象機関(WMO)によって指定・設置されている。
  • かつては日本にも気象庁が担当する東京RAFCが存在したが、2001年3月1日をもって廃止され、任務は世界空域予報中枢へ統合された。

地域空域予報中枢(ちいきくういきよほうちゅうすう、英語: Regional Area Forecast Centre; RAFC)とは、世界空域予報中枢が作成した気象情報を各管轄地域内の各国・地域気象機関へ中継配信する業務を担う、地域の中枢となる気象機関である。世界気象機関(WMO)によって指定および設置されている。

指定機関の一覧

世界気象機関によって指定された地域空域予報中枢は、世界各地に設置されている。主な指定機関は以下の通りである。

  • RAFCカイロ(エジプト気象局)
  • RAFCダカール(セネガル国立気象局)
  • RAFCナイロビ(ケニア気象局)
  • RAFCラスパルマス(スペイン気象庁
  • RAFCニューデリー(インド気象局)
  • RAFCブエノスアイレス(アルゼンチン国立気象局)
  • RAFCブラジリア(ブラジル国立気象研究所)
  • RAFCマイアミ(アメリカ国立気象局)
  • RAFCウェリントン(ニュージーランド気象局)
  • RAFCモスクワ(ロシア水文気象環境監視局)
  • RAFCフランクフルト(ドイツ気象局)

日本におけるかつての取り組み

かつては日本においても気象庁が業務を担当する東京RAFCが置かれ、航空用気象無線模写放送(JMJ)を送信していた。しかし、通信技術の近代化や業務の集約化に伴い、2001年3月1日の放送分をもって廃止された。これに伴い、東京RAFCが担っていた任務は世界空域予報中枢へ統合される形で引き継がれた。

よくある質問

地域空域予報中枢とは何ですか?
世界空域予報中枢が作成した気象情報を、管轄地域内の各国・地域気象機関へ中継配信する業務を担う気象機関です。
日本にかつて存在した東京RAFCはいつ廃止されましたか?
2001年3月1日の放送分をもって廃止され、その任務は世界空域予報中枢に統合されました。

関連記事

世界空域予報中枢気象庁世界気象機関

参考文献

  1. National/International Originating Centers (assigned by the WMO). NOAA (アメリカ海洋大気庁). 2012年2月3日閲覧。
  2. 気象庁JMJ気象FAX放送終了. 月刊「短波」2001年3月号インデックス. 2001年3月.