航空機

ロケット飛行機およびスペースプレーンの歴史と主要機体一覧

ロケットエンジンを主動力とするロケット飛行機およびスペースプレーンの歴史、試作機、実験機の開発経緯と主要な機体一覧を解説します。

📌 主なポイント

  • ロケット飛行機はロケットエンジンを主動力とする航空機である。
  • 第二次世界大戦中にはメッサーシュミット Me 163などの迎撃戦闘機が実用化された。
  • 1946年にアメリカのベル X-1が超音速飛行に成功した。
  • ノースアメリカン X-15は有人飛行でカーマン・ラインに到達した極超音速実験機である。

ロケット飛行機は、ロケットエンジンを主たる動力源として飛行する航空機である。初期の航空開発においてロケット推進を用いた実験が行われたが、燃料や酸化剤の搭載量の制限といった運用上の課題から、長時間の巡航飛行や大気圏内での実用運用ではジェットエンジン等に主役の座を譲ることになった。しかし、極超音速領域や宇宙空間への到達を目指す分野においては、現在に至るまで重要な役割を果たしている。

ロケット飛行機の歴史と主な機体

初期のロケット推進機は、1920年代から1930年代にかけてヨーロッパを中心に試作が行われた。第二次世界大戦中には実用的な迎撃戦闘機の開発が進められ、戦後は超音速飛行やリフティングボディの実験へと発展した。

  • 1928年(ドイツ) - リピッシュ エンテ:試作機
  • 1929年(ドイツ) - オペル RAK1:試作機
  • 1939年(ナチス・ドイツ) - ハインケル He 176:試作機
  • 1940年(ソビエト連邦) - コロリョフ RP-318:試作機
  • 1940年(ナチス・ドイツ) - DFS 194:試作機
  • 1941年(ナチス・ドイツ) - メッサーシュミット Me 163:DFS 194を改良した迎撃戦闘機として量産
  • 1942年(ソビエト連邦) - ベレズニャク・イサエフ BI-1:迎撃戦闘機の試作機
  • 1944年(日本) - 桜花 11型:特攻機として量産
  • 1945年(ナチス・ドイツ) - バッヘム Ba 349:迎撃戦闘機
  • 1945年(日本) - 十九試局地戦闘機 秋水:迎撃戦闘機の試作機
  • 1946年(アメリカ合衆国) - ベル X-1:超音速飛行実験機
  • 1947年(ソビエト連邦) - ミコヤン・グレヴィッチ I-270:試作機
  • 1951年(アメリカ合衆国) - ダグラス D-558-2 スカイロケット:超音速飛行実験機
  • 1955年(アメリカ合衆国) - ベル X-2:超音速飛行実験機
  • 1968年(アメリカ合衆国) - ノースロップ HL-10:リフティングボディ実験機
  • 1970年(アメリカ合衆国) - マーチン・マリエッタ X-24:リフティングボディ実験機
  • 1970年(アメリカ合衆国) - ノースロップ M2-F3:リフティングボディ実験機
  • 2001年(アメリカ合衆国) - エックスコア イージーロケット:実証機

スペースプレーンの発展

スペースプレーンは、大気圏内での飛行から宇宙空間への到達および再突入を目的とした航空宇宙機である。

  • 1963年(アメリカ合衆国) - ノースアメリカン X-15:極超音速飛行実験機。有人飛行でカーマン・ラインに到達
  • 1981年(アメリカ合衆国) - スペースシャトル:有人オービター
  • 1988年(ソビエト連邦) - ブラン:無人宇宙往還機(有人飛行が計画されていた)
  • 2004年(アメリカ合衆国) - スペースシップワン:有人弾道宇宙飛行機
  • 2010年(アメリカ合衆国) - ボーイング X-37B:無人技術実証機

よくある質問

ロケット飛行機とは何ですか?
ロケットエンジンを主たる動力源として飛行する航空機の総称です。
世界で初めて超音速飛行に成功したロケット飛行機は何ですか?
1946年にアメリカ合衆国で開発されたベル X-1です。
スペースプレーンとの違いは何ですか?
スペースプレーンは宇宙空間(カーマン・ライン以上など)への到達を目的とした翼を持つ宇宙往還機を指します。

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参考文献

ウィキペディア日本語版「ロケット飛行機の一覧」の記述を基に再構成・整理したもの。