物理学
レーマー度:歴史的な温度目盛りの解説

1701年にデンマークの天文学者オーレ・レーマーが考案した温度目盛り「レーマー度」の歴史、定義、および他の温度単位との関係について解説します。
📌 主なポイント
- ✓レーマー度は1701年にデンマークの天文学者オーレ・レーマーによって考案された。
- ✓水の凝固点は7.5°Rø、水の沸点は60°Røと定義されている。
- ✓温度計の媒体には赤ワインが使用されていた。
- ✓ガブリエル・ファーレンハイトがレーマーの元を訪れ、その後の温度目盛り開発に影響を与えた。
レーマー度(記号: °Rø)は、かつて使用されていた温度の単位です。1701年にデンマークの天文学者オーレ・レーマーによって考案されました。現代では国際単位系(SI)のケルビンや、日常的に用いられるセルシウス度が主流となっており、レーマー度は歴史的な資料を除いてほとんど使用されていません。
歴史と定義
オーレ・レーマーは、アルコール(赤ワイン)を媒体とした温度計を開発しました。初期の定義では、塩水の凝固点を0°Rø、水の沸点を60°Røとし、その間を60等分して目盛りを刻みました。その後、水の凝固点を7.5°Røに再定義し、これが標準的なレーマー度の目盛りとして知られるようになりました。

レーマーの温度計は、後の温度目盛りの発展に影響を与えました。特に、ファーレンハイト度を考案したガブリエル・ファーレンハイトは、1708年にレーマーを訪問し、その技術的知見を自身の温度計開発に活かしたとされています。

他単位との換算
レーマー度(°Rø)と他の主要な温度単位との関係は、以下の数式で表されます。ここで、Cはセルシウス度(摂氏)を示します。
- レーマー度から摂氏度への変換: [°C] = ([°Rø] − 7.5) × 40/21
- 摂氏度からレーマー度への変換: [°Rø] = [°C] × 21/40 + 7.5
温度の間隔については、1°Røは40/21°C(約1.905°C)に相当します。
よくある質問
レーマー度は現在も使用されていますか?
いいえ、現在ではほとんど使用されていません。科学的な測定にはケルビンやセルシウス度が用いられます。
レーマー度の水の凝固点は何度ですか?
標準状態下において、水の凝固点は7.5°Røです。
レーマー度の温度計には何が使われていましたか?
温度計の媒体として赤ワインが使用されていました。
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セルシウス度ファーレンハイト度ケルビン温度オーレ・レーマー
参考文献
- Ole Rømer, "Ad experimenta physico-mathematica", 1701.
- Fahrenheit, D. G., "Experimenta circa gradum caloris liquorum nonnullorum ebullientium instituta", 1724.