生理学
ルフィニ小体の構造と感覚受容メカニズムの解説

ルフィニ小体(ルフィニ終末)は皮膚の遅順応性機械受容器の一つであり、持続的な圧力や皮膚の機械的変化を感知します。その構造や生理学的機能について解説します。
📌 主なポイント
- ✓ルフィニ小体は遅順応性の機械受容器として分類される。
- ✓持続的な圧力や皮膚の機械的変形を感知する機能を持つ。
- ✓名称はイタリアの解剖学者アンジェロ・ルッフィーニにちなんで名付けられた。
ルフィニ小体(英: Ruffini corpuscle)あるいはルフィニ終末(Ruffini ending)とは、脊椎動物の皮膚や皮下組織に存在する遅順応性の機械受容器(メカノレセプター)の一種です。名称は、イタリアの解剖学者であるアンジェロ・ルッフィーニに由来しています。

この受容器は、皮膚の深層に位置し、持続的な圧力や皮膚にかかる張力を感知する役割を果たしています。

構造
ルフィニ小体は、細長い形状をした受容器であり、神経終末が樹状に枝分かれした構造を持っています。皮下組織や関節包、靭帯などに広く分布しており、周囲の結合組織と密接に結合しています。
機能と生理学的特徴
生理学において、ルフィニ小体は遅順応性(SA2型)の受容器に分類されます。これは、刺激が持続している間、持続的にインパルスを発火し続ける性質を指します。
- 持続的圧力の感知: 皮膚や組織にかかる持続的な圧迫や張力を捉えます。
- 皮膚の変形・角度変化の検知: 物体が皮膚に接触した際の機械的変化や、関節・指の運動に伴う皮膚の伸びを感知し、定位や運動の制御に寄与します。
よくある質問
ルフィニ小体とは何ですか?
皮膚や皮下組織に存在する遅順応性の機械受容器であり、持続的な圧力や皮膚の張力を感知する役割を持っています。
「遅順応性」とはどのような性質ですか?
刺激が加わった後、時間が経過してもインパルス(神経の発火)を長時間にわたって持続的に送り続ける性質のことです。
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参考文献
- Ganong's Review of Medical Physiology, 23rd ed.
- The Sensory Hand: Neural Mechanisms of Somatic Sensation, Harvard University Press.
- Kinesiology: Scientific Basis of Human Motion, McGraw-Hill.