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凌風丸 (気象観測船・3代目)

凌風丸 (気象観測船・3代目)
気象庁が運用する海洋気象観測船「凌風丸(3代目)」の概要、観測任務、歴史、および技術的特徴について解説します。

📌 主なポイント

  • 凌風丸(3代目)は1995年に竣工した気象庁の海洋気象観測船である。
  • 海洋の物理・化学的観測に加え、温室効果ガスやオゾン層破壊物質の観測を行っている。
  • 2001年に第14回人事院総裁賞を受賞した。
  • 2010年4月以降、啓風丸と共に気象庁の海洋観測を担う2隻体制の一翼を担っている。

凌風丸(りょうふうまる)は、気象庁大気海洋部が運用する海洋気象観測船である。現在運用されている船体は1995年に竣工した3代目にあたる。

横浜港新港ふ頭に接岸中の凌風丸
横浜港新港ふ頭に接岸中の凌風丸

概要と任務

凌風丸は、海洋の大規模かつ長期的な変動を監視することを主目的としている。海底地形の調査から、海面および深層の水温・塩分・海流の観測まで幅広く対応する。また、海水中の化学物質や重金属、油分の分析に加え、地球温暖化に関連する二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス、オゾン層破壊物質であるフロン類の濃度観測も行っている。

気象庁はかつて5隻の観測船体制で海洋観測を行っていたが、2010年4月以降は本船と啓風丸の2隻体制で運用されている。

歴史

凌風丸の歴史は古く、初代は1937年に竣工した。その後、1966年に2代目が建造され、現在の3代目は1995年6月30日に竣工した。2001年には、その活動が評価され第14回人事院総裁賞(職域グループ部門)を受賞している。また、2020年7月には西之島付近の噴火活動の観測を行うなど、現在も重要な役割を担っている。

技術的特徴

本船は遠洋航海に対応した設計となっており、各種観測機器を運用するためのクレーンやウインチ類を備えている。主な観測機器には、CTD(電気伝導度水温水深計)、音響測深機、超音波流速計(ADCP)、および各種気象観測装置が含まれる。

項目詳細
総トン数1,380トン
全長82.00m
竣工1995年6月17日
航海速力14ノット
乗組員60名

よくある質問

凌風丸は何をする船ですか?
海洋の物理的・化学的観測を行い、気候変動や海洋環境の監視を目的とした海洋気象観測船です。
現在の凌風丸は何代目ですか?
1995年に竣工した3代目が運用されています。
どのような観測を行っていますか?
水温、塩分、海流の観測のほか、二酸化炭素などの温室効果ガスや化学物質の濃度測定などを行っています。

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参考文献

  • 気象庁「海洋気象観測船 凌風丸」(2002年)
  • Vessel and Ships「気象庁 海洋気象観測船 凌風丸」(2012年)
  • 人事院「第14回人事院総裁賞」(2001年)
  • 共同通信「西之島、活発な噴火継続を確認 気象庁の観測船」(2020年)