音楽
作曲家の役割と歴史的背景

音楽作品を創作する職業である作曲家の歴史、制作スタイル、日本における位置づけについて解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓作曲家は、音楽作品(楽曲)を創作する職業的な音楽家を指す。
- ✓歴史的に欧州の作曲家は宮廷などに雇われていたが、ロマン主義時代以降に自立していった。
- ✓日本の作曲家協会への入会には、正会員2名の推薦と理事会の承認が必要とされる。
作曲家(さっきょくか、英語: Composer)とは、音楽作品(楽曲)を創作(作曲)する人物のことであり、特にそれを職業とする者を指す。日本語においては、サウンドクリエイターなどのより広い意味合いで用いられることもある。
歴史的変遷
初期の音楽文化や民族音楽においては、伝承に基づいた音楽形態を即興を交えて演奏する形が一般的であり、作曲家と演奏家の明確な区別が存在しない場合も多かった。
欧州における職業としての作曲家は、当初は宮廷や教会に抱えられ、行事や冠婚祭のための音楽を制作・演奏・指揮する役割を担っていた。近代に入り宮廷政治が変化していく中で、ロマン主義の時代には市民主体のコンサートが発展し、楽譜の印刷技術の普及やリサイタルの開催を通じて自立した活動を行う作曲家が増加していった。






日本における作曲家の活動スタイル
日本のポピュラー音楽シーンにおいては、自ら歌う歌手が作詞・作曲を手がけることが多く、そうした表現者は一般にシンガーソングライターと呼ばれる。自身では歌唱を行わず、自作曲を他の歌手に提供することを主とする音楽家が「作曲家」と呼ばれることが多い。
声楽曲の制作手法は多様であり、メロディーのみを作成する作曲家、ピアノやギターなどの伴奏をつけて仕上げる作編曲家、オーケストラ編曲まで手がける者、さらにはDTMソフトを用いてデジタルデータとして楽曲を構築する者など様々である。
著作権と団体
音楽著作権の分野においては、日本音楽著作権協会(JASRAC)の使用料規程に基づき、CD売上げやライブ興行収入などから著作権使用料が徴収され、作詞家や音楽出版社などと分配される仕組みとなっている。
また、日本作曲家協会の正会員となるには、正会員2名の推薦を受け、理事会所定の申込書を提出し、理事会の承認を得る手続きが必要となる。
よくある質問
作曲家とシンガーソングライターの違いは何ですか?
シンガーソングライターは自身が歌う楽曲を自ら制作することが多く、作曲家は主に自分では歌わずに他の歌手に楽曲を提供することを専門とする音楽家を指すことが多いです。
日本の作曲家協会の正会員になるにはどうすればよいですか?
正会員2名の推薦を受け、理事会所定の申込書を提出して理事会の承認を受ける必要があります。
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参考文献
- 公益社団法人日本作曲家協会 定款 p.2.