気象機関

札幌管区気象台の概要と歴史

札幌管区気象台は、気象庁の地方支分部局として北海道全域の気象観測、予報、防災情報を担う機関です。その歴史、役割、管内の気象観測体制について解説します。

📌 主なポイント

  • 札幌管区気象台は気象庁の地方支分部局であり、北海道全域を管轄する。
  • 前身である札幌測候所は、日本で3番目に気象観測を開始した歴史を持つ。
  • 主な業務には、気象予報、警報・注意報の発表、地震・火山活動の監視、航空気象業務が含まれる。

札幌管区気象台は、気象庁の地方支分部局である管区気象台の一つです。北海道全域を管轄区域とし、気象情報の発表、地震や火山活動の観測、防災業務を統括しています。所在地は北海道札幌市中央区北2条西18丁目です。

役割と業務

北海道は広大な面積を有し、地域によって気象特性が大きく異なります。札幌管区気象台は、道内の地方気象台や特別地域気象観測所と連携し、地域ごとの気象予報や警報・注意報の発表を行っています。また、航空機の安全運航を支える航空気象業務や、地震・火山に関する監視・情報提供も重要な任務です。

歴史

札幌における気象観測の歴史は古く、1876年(明治9年)9月1日に札幌農学校の教師であったウィリアム・ホイラーによって開始されました。これは日本国内で3番目に古い気象観測の記録とされています。その後、開拓使の地理課内への移転などを経て、1939年(昭和14年)に現在の組織体制の基礎となる「札幌管区気象台」へと改称されました。

主な沿革は以下の通りです:

  • 1876年:札幌農学校にて気象観測を開始。
  • 1880年:暴風警報の発表を開始。
  • 1892年:天気予報の発表を開始。
  • 1939年:札幌管区気象台へ改称。
  • 1955年:天気予報電話サービス(177)を開始。
  • 1974年:アメダス(地域気象観測システム)による観測を開始。

管内の観測体制

札幌管区気象台の管轄下には、道内各地に地方気象台、特別地域気象観測所、航空測候所などが配置されています。これにより、北海道全域のきめ細やかな気象監視体制が構築されています。2010年度以降、北海道の行政区分再編に伴い、気象情報の発表区分も従来の支庁単位から地方単位へと再編されました。

よくある質問

札幌管区気象台は何を管轄していますか?
北海道全域の気象情報の発表、地震・火山活動の観測、および防災に関する業務を管轄しています。
札幌での気象観測はいつから始まりましたか?
1876年(明治9年)9月1日に、札幌農学校のウィリアム・ホイラーによって開始されました。
気象情報の発表区分はどのように決まっていますか?
2010年度より、北海道の行政改革に伴い、従来の支庁単位から地方単位へ再編されています。

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参考文献

  • 気象庁「札幌管区気象台の歴史」https://www.data.jma.go.jp/sapporo/about/sosiki/history.html
  • 気象庁「各地の気象台・施設等機関」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/link/link1.html
  • 気象庁「地上気象観測地点一覧」https://www.data.jma.go.jp/stats/data/mdrr/chiten/sindex2.html
  • 気象庁「航空機の運航を支える航空気象サービス」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/aviation/aviation.pdf