日本の祭り
さっぽろ雪まつり:歴史と概要

北海道札幌市で毎年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」の歴史、運営体制、雪像制作の背景、および近年の課題について解説します。
📌 主なポイント
- ✓1950年に初回が開催された。
- ✓世界三大雪まつりの一つに数えられる。
- ✓陸上自衛隊が雪像制作に協力している。
- ✓主な会場は大通公園、すすきの、つどーむ。
さっぽろ雪まつりは、北海道札幌市中央区の大通公園をはじめとする複数の会場で、毎年2月上旬に開催される大規模な雪と氷の祭典です。雪で作られた大小の像の展示が中心ですが、すすきの会場などでは氷像も展示されます。カナダのケベック・ウィンター・カーニバル、中国のハルビン氷祭りと並び、「世界三大雪まつり」の一つに数えられています。
歴史
1950年に札幌観光協会と札幌市の主催で初めて開催されました。雪像制作の着想は、1935年から小樽市の北手宮尋常小学校で行われていた学校行事としての雪まつりに由来します。初回は市民の雪捨て場であった大通公園7丁目に、地元の中学生や高校生が制作した6基の雪像が並びました。
1953年には北海道札幌伏見高等学校が高さ15メートルの大雪像『昇天』を制作し、機械力を用いた大規模な雪像づくりの先駆けとなりました。1955年からは陸上自衛隊が雪像制作に協力するようになり、以降、大雪像制作の主役として定着しました。
運営と協力体制
本イベントは、札幌市や札幌商工会議所などで構成される「さっぽろ雪まつり実行委員会」によって運営されています。陸上自衛隊は「野戦築城訓練」の一環として雪像制作を支援してきましたが、近年は国際情勢や災害対応の重要性から、人的リソースの確保が課題となっています。2027年からは、陸上自衛隊による大雪像制作が1基に縮小される予定です。
近年の課題
地球温暖化の影響や、イベント運営におけるボランティア人員の確保、観光客の集中に伴う宿泊料金の高騰などが長年の課題となっています。また、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響により、開催形式の変更や中止を余儀なくされる時期もありました。2024年には4年ぶりに全面開催が実現し、多くの来場者を集めました。
よくある質問
さっぽろ雪まつりはいつ開催されますか?
原則として毎年2月上旬(5日から11日頃)に開催されます。
世界三大雪まつりとは何ですか?
さっぽろ雪まつり(日本)、ケベック・ウィンター・カーニバル(カナダ)、ハルビン氷祭り(中国)の3つを指します。
雪像は誰が作っていますか?
大雪像は主に陸上自衛隊が制作に協力していますが、市民グループや企業による中小規模の雪像も多数展示されます。
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札幌市大通公園陸上自衛隊雪像
参考文献
- さっぽろ雪まつり公式サイト
- 内閣府 Highlighting Japan
- 読売新聞オンライン
- 北海道新聞