植物地理学

サバナ(植生)の生態と特徴

サバナ(植生)の生態と特徴
乾季と雨季が存在する熱帯地域に広がるサバナ(植生)について、気候条件、植生の特徴、および各地の呼称を解説します。

📌 主なポイント

  • サバナは乾季と雨季がある熱帯に分布する熱帯長草草原地帯である。
  • イネ科の草本を主体とし、樹木がまばらに生える疎林を形成する。
  • 地域による固有の名称として、リャノやカンポ、グランチャコなどがある。

サバナ(savanna、サヴァナまたはサバンナとも)とは、乾季と雨季が明瞭に分かれる熱帯地域に広く分布する、疎林と低木を交えた熱帯長草草原地帯を指します。

サバナ。背後の噴火している火山はオルドイニョ・レンガイ
サバナ。背後の噴火している火山はオルドイニョ・レンガイ

気候と植生の特徴

年間降水量が比較的少なく夏に雨季が訪れる一方で、その他の季節には長い乾季が継続する地域に形成されます。おもな草本植物としてはイネ科の植物が主体をなし、樹木がまばらに点在する景観を作り出します。

草本は雨季になると葉を茂らせて生い茂りますが、乾燥が厳しくなる乾季には地上部が枯れるのが特徴です。アフリカのサバナ地域においては、バオバブ樹などの特異な形態を持つ樹木が見られます。

地域ごとの呼称

熱帯草原全般を指してサバナと呼ぶことが一般的ですが、世界の地域や流域によって固有の名称が存在します。例えば、オリノコ川流域ではリャノ、ブラジル高原ではカンポ、パラグアイ周辺ではグランチャコと呼ばれています。

よくある質問

サバナとはどのような植生ですか?
乾季と雨季のある熱帯に分布する、イネ科の草本を主体とした疎林と低木を交えた熱帯長草草原地帯です。
サバナの植物にはどのような特徴がありますか?
雨季には葉をつけて繁茂しますが、長い乾季の間は地上部が枯れる特徴を持ちます。アフリカではバオバブ樹などが生育しています。
地域ごとの異なる呼び名にはどのようなものがありますか?
オリノコ川流域のリャノ、ブラジル高原のカンポ、パラグアイのグランチャコなどがあります。

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参考文献

コトバンク 『サバンナ(植生帯)』