オホーツク海の地理・環境と自然資源の概要

📌 主なポイント
- ✓オホーツク海は樺太、千島列島、カムチャツカ半島などに囲まれた太平洋の縁海である。
- ✓最盛期の2月にはオホーツク海の7から8割が海氷に覆われる。
- ✓アムール川からの淡水流入や冬季の鉛直混合により、漁業資源が非常に豊富である。
オホーツク海(ロシア語: Охо́тское мо́ре、英語: Sea of Okhotsk)は、ユーラシア大陸の東部、樺太(サハリン)、千島列島、カムチャツカ半島などに囲まれた太平洋の縁海であり、日本の北海道の北東に位置しています。


名称の由来
「オホーツク海」という名称は、この海域に面して最初に建設されたロシア人の入植都市であるオホーツクに由来しています。
地形と水深の特徴
三方をユーラシア大陸に囲まれており、南側の千島列島を通じて太平洋と結ばれています。海域の中央部には目立った島嶼は少なく、南西部に樺太や北海道、西部にシャンタル諸島が存在します。

表面積は約152.8万平方キロメートルで、平均水深は838メートルです。北部に広い大陸斜面が広がり、南へ向かうにつれて深くなる傾向があります。中央部には水深1,000メートルから1,600メートルの海盆が存在し、さらに千島列島付近の最も深い場所では水深3,658メートルに達します。

海流と流氷の形成
オホーツク海の表層には反時計回りの環流が存在します。カムチャツカ半島方面から千島列島北部の海峡を経て、広義の親潮の一部が流入し、東部では東樺太海流などが流れています。また、宗谷海峡からは対馬暖流の続流である宗谷暖流が流入しています。

冬季にはアムール川からの淡水流入による塩分低下とシベリア高気圧からの厳しい寒気の影響で海氷が形成されます。最盛期である2月には海域の7から8割が海氷に覆われ、風や海流に運ばれた流氷が北海道の太平洋岸に到達することもあります。



生物・水産資源および地下資源
冬季の活発な鉛直混合や流氷の影響により栄養塩が豊富に供給されるため、サケ、マス、タラ、ニシン、カニ、ホタテガイ、コンブなどの漁業資源が豊富です。


また、樺太周辺の大陸棚には原油や天然ガスが埋蔵されており、サハリンプロジェクトを通じた開発が進められています。
よくある質問
オホーツク海の名称の由来は何ですか?
オホーツク海で流氷が発生する理由は何ですか?
オホーツク海ではどのような資源が採れますか?
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参考文献
- 大泰司紀之、本間浩昭『知床・北方四島 カラー版 流氷が育む自然遺産』岩波書店、2008年、26頁。ISBN 978-4-00-431135-5。
- オホーツク海の海氷の平年値・極値(気象庁)