気象学
時化(しけ)の定義と気象学的分類
時化(しけ)とは、強風や悪天候により海上が荒れる現象を指します。気象庁の波浪階級に基づく定義や、漁業への影響について解説します。
📌 主なポイント
- ✓時化とは、強風や悪天候により海上が荒れる現象を指す。
- ✓気象庁の基準では、波高が4メートルを超えると「しける」と定義される。
- ✓波高が6メートルを超え9メートル以下の場合を「大しけ」、9メートルを超えると「猛烈にしける」と呼ぶ。
- ✓時化は船舶の安全を脅かすため、漁業活動の停止や水揚げの減少を招く。
時化(しけ)とは、強風や低気圧の影響によって海上が荒れ、波が高くなる気象現象を指します。航行する船舶にとって危険を伴う状態であり、対義語は風が弱く海面が穏やかな状態を指す「凪(なぎ)」です。
気象学的な定義
気象庁が定める予報用語における波浪の階級では、波高(波の高さ)に基づいて海上の状態が分類されます。一般的に波高が4メートルを超えると「しける」と表現されます。さらに波高が大きくなると、以下のように細分化されます。
これらの基準は、海上警報や波浪注意報・警報の発表判断における重要な指標となります。
漁業への影響
時化は海上の安全に直結するため、漁業活動に多大な影響を及ぼします。強風や高波により船舶の転覆や浸水のリスクが高まるため、漁船は出漁を見合わせる必要があります。これにより、魚市場への水揚げが減少する「不漁」の要因となることが一般的です。
よくある質問
時化と凪の違いは何ですか?
時化は強風などで海上が荒れている状態を指し、凪は風が止み海面が穏やかな状態を指します。
気象庁の基準で「大しけ」とはどの程度の波高ですか?
波高が6メートルを超え、9メートル以下の状態を指します。
時化が漁業に与える影響は?
高波による転覆の危険があるため出漁が制限され、結果として魚市場への供給が減る不漁の原因となります。
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参考文献
気象庁「予報用語(波浪)」