大韓民国の記念日

植木日(大韓民国の記念日)

大韓民国の記念日である「植木日(シンモギル)」の歴史、制定の経緯、および現在の状況について解説します。

📌 主なポイント

  • 植木日は毎年4月5日に定められている。
  • 1946年に大韓民国政府によって制定された。
  • 2006年以降、公休日(祝日)から除外されている。

植木日(うえきび、朝鮮語: 식목일、シンモギル)は、大韓民国において木を植えることを奨励するために定められた記念日である。毎年4月5日に設定されている。

沿革

大韓民国における植木日は、戦後の1946年に政府によって制定された。1949年には『官公署の公休日に関する規定』に基づき、祝日(公休日)として定められた。その後、1960年には「砂防の日」が制定されたことに伴い公休日から除外されたが、翌1961年に再び公休日として再指定された。

1973年には『各種記念日などに関する規定』により正式な記念日として位置づけられた。1990年頃には公休日からの除外に関する議論も生じたが、4月5日が寒食や清明といった季節の節目と重なる時期であることから存続した。しかし、2006年以降は公休日から除外され、現在は休日ではない記念日となっている。

歴史的背景

朝鮮半島における植林活動の歴史は古く、日本統治時代にも治山治水事業の一環として推進された。当時の朝鮮総督府は、荒廃した山林の復旧を目指し、10カ年計画を策定して植林事業を実施した。1911年からは農林局が毎年記念植樹を行い、愛林思想の普及に努めた。当時の記録によれば、30年間で約5億9000万本の植林が行われたとされる。

北朝鮮における状況

北朝鮮においても森林の荒廃は深刻な課題となっている。戦後、伐採や開墾が過度に進められた結果、多くの山林が「禿山(はげやま)」の状態となった。これに対し、国際的な支援団体やアジア緑化機構などが、北朝鮮の森林復旧に向けた植林活動を支援する動きも見られる。

よくある質問

植木日は現在も休日ですか?
いいえ、2006年以降は公休日から除外されており、現在は休日ではありません。
なぜ4月5日が植木日なのですか?
植樹に適した時期であることに加え、寒食や清明といった季節の節目と重なる時期であるためです。

関連記事

大韓民国の祝日植林治山環境保護

参考文献

  • 一般社団法人日本郷友連盟「日韓併合後、日本が韓国に実施した諸施策」
  • KBS World「植樹の日(植木日)」
  • 東亜日報「『はげ山の北朝鮮に植林しよう』アジア緑化機構が19日発足へ」
  • DailyNK Japan「北朝鮮、森林破壊に危機感『自然との戦争を宣言した』」