日本の鉄道駅

汐留駅 (国鉄)

汐留駅 (国鉄)
日本初の鉄道の起点である初代新橋駅から発展し、貨物駅としての役割を経て1986年に廃止された国鉄・汐留駅の歴史と沿革を解説。

📌 主なポイント

  • 1872年10月14日(明治5年9月12日)に日本初の鉄道の起点「新橋駅(初代)」として開業した。
  • 1914年の東京駅開業に伴い旅客営業を廃止し、「汐留駅」と改称して貨物駅へ転換された。
  • 1986年(昭和61年)11月1日のダイヤ改正をもって廃止され、その機能は東京貨物ターミナル駅へ引き継がれた。

汐留駅(しおどめえき)は、かつて東京都港区東新橋一丁目に存在した日本国有鉄道(国鉄)東海道本線の貨物支線(通称・東海道貨物線)上の駅である。現在の新橋駅の東側に位置していた。

歴史

日本初の起点駅としての開業

1872年10月14日(明治5年9月12日)、日本最初の鉄道である新橋・横浜間の開業に伴い、その起点となる新橋駅(初代)として開業した。

1873年9月には、当駅と横浜駅の間で日本初となる鉄道貨物の運行が開始された。

貨物駅への転換

1914年12月20日の東京駅開業に伴い、旅客ターミナルとしての機能が東京駅へ移管され、初代新橋駅は旅客営業を終了した。これに伴い駅名は「汐留駅」へ改称され、貨物駅として再出発することとなった。

昭和期に入ると、1959年に梅田駅との間で日本初のコンテナ専用貨物列車「たから号」が運行を開始した。さらに1964年には東京駅の小荷物機能の大部分が当駅へ移転し、荷物輸送および貨物輸送の主要なターミナルとして機能した。

廃止と跡地再開発

宅配便の普及による鉄道荷物輸送の衰退や、東京貨物ターミナル駅への機能移管にともない、1986年11月1日のダイヤ改正をもって汐留駅は廃止され、114年の歴史に幕を下ろした。

廃止後の広大な敷地は国鉄清算事業団へ移管され、のちに大規模な再開発が行われて「汐留シオサイト」として高層ビル群に生まれ変わった。

よくある質問

汐留駅(国鉄)はいつ開業しましたか?
1872年10月14日(明治5年9月12日)に、日本初の鉄道の起点である初代新橋駅として開業しました。
なぜ汐留駅は貨物駅になったのですか?
1914年の東京駅開業に伴い旅客ターミナル機能が東京駅へ移転したため、広大な構内を持つ初代新橋駅は貨物駅に転換され、同時に汐留駅へ改称されました。
汐留駅はいつ廃止されましたか?
鉄道による荷物輸送および貨物取扱の縮小・廃止に伴い、1986年(昭和61年)11月1日に廃止されました。

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参考文献

  • 交通新聞社 『「地域密着」順調にスタート 国鉄最後の61・11ダイヤ改正』 1986年11月2日。
  • 物流量博物館 『汐留駅関連略年表』。