自然災害

昭和59年豪雪:日本列島を襲った記録的寒波と気象災害

昭和59年豪雪:日本列島を襲った記録的寒波と気象災害
昭和59年豪雪(五九豪雪)は、1983年から1984年にかけて日本列島全体を襲った記録的な豪雪災害です。気象庁の記録に基づく気象経過や各地への影響を解説します。

📌 主なポイント

  • 昭和59年豪雪は、1983年12月から1984年4月にかけて発生した。
  • 本州の太平洋側や西日本などの平野部でも南岸低気圧の影響により記録的な積雪となった。
  • 春先まで低温と寒気が持続し、各地で桜の開花が観測史上最も遅い記録を更新するなど異常寒春となった。

昭和59年豪雪(しょうわ59ねんごうせつ)は、一般に五九豪雪(ごうきゅうごうせつ)とも呼ばれ、1983年(昭和58年)12月から1984年(昭和59年)4月にかけて日本列島全体を襲った記録的な豪雪災害である。

気象の特徴と経過

当時としては最大級の寒気が日本列島に流れ込み、元からの豪雪地帯での積雪が大幅に増加した。さらに、発達した南岸低気圧の影響により、南関東や東海地方、西日本といった普段はあまり大雪に見舞われない地域でも雪の被害が発生した。寒気と低温傾向は春先まで持続し、春の訪れが例年より大幅に遅れる異常気象となった。

1984年(昭和59年)1月19日頃の南岸低気圧による最深積雪量を示す地図
1984年(昭和59年)1月19日頃の南岸低気圧による最深積雪量
1984年(昭和59年)1月31日頃の南岸低気圧による最深積雪量を示す地図
1984年(昭和59年)1月31日頃の南岸低気圧による最深積雪量
1984年(昭和59年)2月17日頃の南岸低気圧による最深積雪量を示す地図
1984年(昭和59年)2月17日頃の南岸低気圧による最深積雪量
1984年(昭和59年)の寒候年における総降雪量を示す分布図
1984年(昭和59年)の総降雪量(寒候年)

主な社会的影響

雪に慣れていない地域までもが豪雪に見舞われたため、交通機関の乱れなど都市機能が一時的に麻痺する地域が生じた。また、1984年3月1日には秋田市の中心街でアーケードが雪の重みにより崩落し、負傷者が発生するなど、都市部での建物被害も確認されている。

よくある質問

昭和59年豪雪はいつ発生しましたか?
1983年(昭和58年)12月から1984年(昭和59年)4月にかけて発生しました。
なぜ普段雪の少ない地域でも大雪になったのですか?
非常に強い寒気が日本列島に流れ込んだことに加え、発達した南岸低気圧が度々通過したためです。

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参考文献

  1. “昭和59年豪雪”. 気象庁.