日本の歴史・社会
昭和一桁世代の歴史的背景と社会的足跡
昭和一桁の期間や、それに該当する昭和一桁世代の歴史的背景、戦中・戦後の歩み、文化的な展開について解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓昭和一桁の期間は昭和元年12月25日から昭和9年12月31日までである。
- ✓昭和一桁世代は学齢年度で1927年4月2日から1935年4月1日生まれを指すことが多い。
- ✓世界恐慌や第二次世界大戦、戦後の高度経済成長期を経験した世代である。
昭和一桁(しょうわひとけた)とは、昭和元年(1926年)12月25日から昭和9年(1934年)12月31日までの期間を指す名称である。この期間に生まれた人々は「昭和一桁世代」と呼ばれることがある。
時代背景
昭和一桁の時代は、政党内閣の成立と崩壊、昭和金融恐慌や世界恐慌などの深刻な経済的混乱が発生した時期であった。世界恐慌に伴うブロック経済の進行や満洲事変の勃発などを経て、日本は戦時体制へと移行していった。当時、経済的な不況から就職難が社会問題化し、1932年には失業率が6.9%に達した。
昭和一桁世代の特徴と歩み
学齢年度で定義する場合、昭和一桁世代は1927年(昭和2年)4月2日から1935年(昭和10年)4月1日生まれの人々を指すことが多い。この世代は世界恐慌の最中に生まれ、戦時体制の中で少年期を過ごした。
この世代は、前期(1926年末〜1929年生まれ)と後期(1930年〜1934年生まれ)の二つの層に分けられることが多い。前期に生まれた人々は思春期に第二次世界大戦を経験し、学徒動員や兵士としての動員対象となった者も少なくない。一方、後期の層は終戦時はまだ幼く、直接的な戦地動員を免れた者が多い。
戦後の復興と社会的役割
第二次世界大戦終結後、昭和一桁世代は若い労働力として戦後日本の復興を担った。青壮年期には高度経済成長の只中にあり、家庭ではいわゆる「三種の神器」と呼ばれる家電製品を買い揃えるなど、消費社会の担い手となった。
1970年前後には満36歳から44歳を迎え、社会の主軸として「花の中年」などと称されるようになった。勤め人としては1980年代後半から1990年代にかけて第一線を退き、2000年代以降は高齢期を迎えた。
よくある質問
昭和一桁の期間はいつからいつまでですか?
昭和元年(1926年)12月25日から昭和9年(1934年)12月31日までの期間を指します。
昭和一桁世代とはどのような人々ですか?
昭和一桁の期間およびその前後に生まれ、世界恐慌や第二次世界大戦を少年期に経験し、戦後の復興や高度経済成長を支えた世代です。
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大正世代団塊の世代世界恐慌高度経済成長
参考文献
日刊ゲンダイ 2008年12月26日付3頁
福田邦夫 『昭和ひとけたの人間学』 青娥書房、1978年3月
野坂昭如・村上玄一 『亡国の輩 昭和ヒトケタと団塊の世代の責任を問う』 角川書店、2001年5月
高瀬湊 『昭和ヒトケタ商社マン - 江商・安宅・伊藤万転戦記』 朝日新聞社、1988年6月
福田邦夫 『昭和ひとけたの人間学』 青娥書房、1978年3月
野坂昭如・村上玄一 『亡国の輩 昭和ヒトケタと団塊の世代の責任を問う』 角川書店、2001年5月
高瀬湊 『昭和ヒトケタ商社マン - 江商・安宅・伊藤万転戦記』 朝日新聞社、1988年6月