単位系・計量法
国際単位系(SI)におけるスペースの表記規則
国際単位系(SI)国際文書における、数字、単位記号の積、数値と単位記号の間のスペース挿入規則について解説します。
📌 主なポイント
- ✓国際単位系(SI)国際文書では、数字、単位記号の積、数値と単位記号の間におけるスペースの挿入規則が定められている。
- ✓桁の多い数字は、読みやすくするために3桁ごとにスペースを挿入してよい。
- ✓数値と単位記号の間には原則としてスペースを挿入するが、平面角の度・分・秒は例外となる。
国際単位系(SI)の記法を定めた国際単位系国際文書では、数字や単位の表記において特定の条件下でスペース(空白)を挿入することを規定しています。本記事では、数字の桁区切り、単位記号の積、および数値と単位記号の間におけるスペースのルールについて解説します。
数字の表記におけるスペース
桁の多い算用数字を表記する際、読みやすさを考慮して、整数部および小数部の双方において3桁ごとにスペースを挿入してよいとされています。このスペースには通常、半角スペースまたは薄いスペース(thin space)が用いられます。
- 25486003 または適切なスペースを入れた表記
- 光速:c = 299792458 m/s
- プランク定数:h = 6.62607015 × 10-34 J s
- ジョセフソン定数:KJ = 483597.848416983... × 109 Hz/V
単位記号の積
複数の単位記号の積を表現する場合、単位記号の間に1文字分のスペース、あるいは中黒(・)を挿入することが規定されています。ここでも通常は半角スペースが使用されます。
- 粘度:Pa s (パスカル秒)。Pa・s と表記することも可能です。
- 熱容量:J K-1(ジュール毎ケルビン)
- 角速度:rad s-1(ラジアン毎秒)
なお、SI接頭語と単位記号の間にはスペースを挟んではならないとされています。
数値と単位記号の間
数値と単位記号の間には、必ず1文字分のスペースを挿入して離す必要があります。このルールは、「°C(セルシウス度)」や「%(パーセント)」を用いる場合にも適用されます。
- 32.7 kg (32.7kg と詰めて書かない)
- 36.5 °C (36.5°C と詰めて書かない。ただし「°」と「C」の間にはスペースを入れません)
- 16 % (16% と詰めて書かない)
例外
数値と単位記号の間にスペースを入れない唯一の例外として、平面角を表す「度(°)」「分(′)」「秒(″)」があります。これらを用いる場合には、数値と記号の間にスペースを挿入しません。
- 32.5° (スペースを入れた「32.5 °」とはしない)
- 30°28′8″
よくある質問
数値と単位記号の間には必ずスペースを入れますか?
原則として、数値と単位記号の間には1文字分のスペースを入れます。ただし、平面角を表す「度(°)」「分(′)」「秒(″)」の単位記号については、数値との間にスペースを挿入しないという例外があります。
単位記号の積を表現するときはどう書きますか?
単位記号の積を表現する際は、単位記号の間に1文字分のスペース、または中黒(・)を挿入します。
SI接頭語と単位記号の間にもスペースは必要ですか?
いいえ、SI接頭語と単位記号の間にはスペースを挟んではならないと規定されています。
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参考文献
国際単位系国際文書(SI国際文書)