計測機器

測温抵抗体の原理と特徴

測温抵抗体の原理と特徴
金属の電気抵抗率が温度によって変化する性質を利用した温度センサー「測温抵抗体」の原理、特徴、および使用される材料について解説します。

📌 主なポイント

  • 測温抵抗体は、金属の電気抵抗率が温度に比例して変化する性質を利用した温度センサーである。
  • 実用的な温度センサーとしては、化学的安定性に優れる白金線が主に使用される。
  • 極低温の測定環境では、炭素皮膜抵抗やゲルマニウムなどの半導体も用いられる。

測温抵抗体(そくおんていこうたい)は、金属の電気抵抗率が温度に比例して変化する物理的性質を利用した温度センサーである。金属材料では、一般に温度が1K上昇すると電気抵抗が約0.3%程度増加する特性を持っている。

測温抵抗体に関するイメージ図
測温抵抗体に関するイメージ図

測定原理と材料

実用的な温度センサーとして広く利用されているのは、化学的な安定性に優れた白金を用いた白金測温抵抗体である。また、極低温領域の測定においては、炭素皮膜抵抗やゲルマニウムなどの半導体材料が用いられることもある。

よくある質問

測温抵抗体とはどのようなセンサーですか?
金属の電気抵抗率が温度によって変化する性質を利用して温度を測定するセンサーです。
どのような材料が主に使用されますか?
化学的な安定性が高い白金線が実用的な温度センサーとして広く使われています。また、極低温では炭素皮膜やゲルマニウムなどの半導体も用いられます。

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参考文献

日本電気計測器工業会 編『温度計の正しい使い方』5版、日本工業出版、2012年、79頁。