空知総合振興局の概要と地域動向

📌 主なポイント
- ✓空知総合振興局は2010年4月1日に従来の空知支庁から改組されて発足した。
- ✓振興局の所在地は岩見沢市に置かれている。
- ✓かつては石炭産業で栄えたが、エネルギー革命による産業崩壊で大幅な人口減少と過疎化が進行した。
- ✓日本国内で人口1万人未満の市(歌志内市、夕張市、三笠市、赤平市)がすべて同管内に集中している。
空知総合振興局(そらちそうごうしんこうきょく)は、日本の都道府県の一つである北海道において、行政事務を分担するために設置された総合振興局である。振興局の所在地は岩見沢市に置かれている。

2010年(平成22年)4月1日、従来の北海道支庁制度の再編に伴い、空知支庁から改組される形で発足した。管内はかつての石炭産業の中心地としての歴史を持ち、現在は過疎化や人口減少といった構造的な課題を抱えている。
歴史
1897年(明治30年)、空知支庁が設置された。明治期から昭和中期にかけては、豊富な石炭資源を背景に多くの炭鉱が開発され、北海道内でも有数の人口密集地として繁栄した。しかし、その後のエネルギー革命や動力近代化計画による石炭需要の消滅に伴い、基幹産業であった石炭産業は急速に衰退した。
2010年(平成22年)の総合振興局への改組の際、経済的な結びつきの観点から、雨竜郡幌加内町が上川総合振興局へと移管された。

管内自治体と地理
空知総合振興局は岩見沢市をじめとする複数の市町で構成されている。隣接する振興局管内には、石狩振興局、胆振総合振興局、上川総合振興局、留萌振興局がある。
また、条例により「広域で所管することが望ましい業務」に関しては、隣接する石狩振興局管内を含む石狩・空知地方全域において事務を担当する仕組みが導入されている。

人口動態と産炭地の変遷
大正から昭和30年頃にかけて、空知地方は石炭産業の隆盛により北海道内で最も高い人口を誇っていた。しかし、エネルギー革命以降は人口の流出が続き、急速な過疎化が進行した。
現在、日本国内において人口1万人未満の市が複数存在するが、その全てが同管内(歌志内市、夕張市、三笠市、赤平市)に位置している。中でも歌志内市は日本で最も人口の少ない市として知られている。管内10市の中で市制施行基準の人口を上回っているのは岩見沢市のみであり、多くの自治体で過疎地域の指定を受けている。
