宇宙開発

NASAのオービター「スペースシャトル・コロンビア」の軌跡と歴史

NASAのオービター「スペースシャトル・コロンビア」の軌跡と歴史
アメリカ航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・オービターの2号機「コロンビア」の歴史、主要ミッション、そして最後の大気圏再突入時の事故について詳しく解説します。

📌 主なポイント

  • コロンビアは宇宙空間に到達した世界初のスペースシャトル・オービターである。
  • 1981年4月12日のSTS-1で初飛行を行い、計28回のミッションを遂行した。
  • 2003年2月1日のSTS-107帰還時に大気圏再突入中で空中分解し、乗員7名全員が犠牲となった。

スペースシャトル・コロンビア(英語: Space Shuttle Columbia、NASA型名 OV-102)は、アメリカ航空宇宙局(NASA)が運用したスペースシャトル・オービターの2号機です。名称は18世紀のアメリカ人、ロバート・グレイの帆船に由来しています。1号機のエンタープライズが大気圏内専用の実験機であったため、コロンビアは宇宙空間に到達した世界初のスペースシャトルとなりました。

スペースシャトル・コロンビア
スペースシャトル・コロンビア

初飛行は1981年4月12日から14日にかけて実施された任務STS-1であり、その後も数多くの科学ミッションや衛星の軌道投入などに貢献しました。1994年7月8日から23日にかけて行われたSTS-65では、日本人初の女性宇宙飛行士である向井千秋が搭乗したことでも知られています。

コロンビアの打ち上げ
コロンビアの打ち上げ

主要な仕様

コロンビアは数多くのミッションを重ね、多くの実績を残しました。

スペースシャトル・コロンビア号のNASAオービタートリビュート
スペースシャトル・コロンビア号のNASAオービタートリビュート
  • 国:アメリカ合衆国
  • 契約締結日:1972年7月26日
  • 総ミッション数:28回
  • 宇宙飛行総時間:300日 17時間40分22秒
  • 軌道数:4,808周
  • 飛行距離:201,497,772 km

事故による喪失

2003年2月1日、28回目のミッションとなるSTS-107の帰還の際、大気圏再突入中にテキサス州上空で空中分解事故が発生し、乗員7名全員が犠牲となりました。

事故の原因調査により、打ち上げ時に外部燃料タンクから剥離した断熱材の破片が高速で左翼前縁部に衝突し、耐熱パネルに損傷を与えていたことが判明しました。この事故を受け、スペースシャトル計画全体の安全性評価や運用見直しが行われる契機となりました。

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飛行中の記録画像
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よくある質問

スペースシャトル・コロンビアの初飛行はいつですか?
1981年4月12日から14日にかけて行われたSTS-1ミッションが初飛行です。
コロンビアが失われた原因は何ですか?
打ち上げ時に外部燃料タンクから剥離した断熱材が左翼前縁の耐熱パネルに衝突し、穴を開けたことが原因と判明しています。
コロンビアに搭乗した日本人宇宙飛行士は誰ですか?
1994年7月のSTS-65ミッションにおいて、日本人初の女性宇宙飛行士である向井千秋が搭乗しました。

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参考文献

  1. Harwood, William (October 12, 2009). “STS-129/ISS-ULF3 Quick-Look Data” (PDF). CBS News.