地理
洲本川の概要と歴史

兵庫県淡路島を流れる二級河川、洲本川の地理的特徴、歴史的な河川改修、および治水対策について解説します。
📌 主なポイント
- ✓洲本川は兵庫県淡路島を流れる二級河川である。
- ✓源流は諭鶴羽山地の兜布丸山に位置する。
- ✓1904年の大規模な河川改修により、河口付近の流路が変更された。
- ✓流域には鮎屋川ダムや初尾川ダムなどの河川施設が整備されている。
洲本川(すもとがわ)は、兵庫県の淡路島東部を流れる二級河川です。洲本平野を形成する主要な河川であり、流域は洲本市および南あわじ市にまたがっています。河川法における幹川延長は約11.5kmで、大阪湾へと注ぎます。

地理と流域
洲本川の源流は、洲本市鮎屋にある諭鶴羽山地の兜布丸山(標高525.1m)にあります。上流部は鮎屋川として北流し、南あわじ市広田付近で洲本平野へと入ります。その後、東へ向きを変え、洲本市納付近で初尾川と合流して「洲本川」となります。河口から約2.3kmの下加茂橋付近までは、潮の干満の影響を受ける感潮区間となっています。

歴史と河川改修
洲本市の市街地は河口付近の低地に位置しており、古くから洪水被害に悩まされてきました。1764年(宝暦14年)には、紺屋町周辺で床上浸水の記録が残されています。
1904年(明治37年)、大規模な河川改修工事が実施されました。この工事は、河道を直線化して流下能力を高めること、洲本港への土砂堆積を防ぐこと、そして市街地の拡大を目的として行われました。この付け替え工事により、かつての河口付近は埋め立てられ、後に紡績工場などが誘致されるなど、地域の産業発展にも影響を与えました。この改修の功績を称え、当時の洲本町長であった岩田康郎の像が洲本バスセンター付近に設置されています。

治水対策
近代以降も台風などによる洪水被害が繰り返されており、継続的な治水対策が行われています。特に2004年(平成16年)の台風23号による甚大な被害を受け、激甚災害対策特別緊急事業が実施されました。これにより、支流および上流域での付け替えや拡幅工事、下流域での浚渫工事などが進められました。

よくある質問
洲本川の源流はどこですか?
兵庫県洲本市鮎屋にある諭鶴羽山地の兜布丸山(標高525.1m)です。
洲本川の河川改修が行われた目的は何ですか?
1904年の改修は、洪水の防止、洲本港への土砂堆積の抑制、および市街地の拡大を目的として実施されました。
洲本川流域にはどのようなダムがありますか?
鮎屋川ダム、初尾川ダム、猪鼻第一・第二ダム、竹原ダムなどが整備されています。
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参考文献
- 兵庫県「洲本川水系河川整備計画(案)」2008年11月
- 『朝日新聞』1970年9月17日朝刊