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谷川岳:上越国境の双耳峰

谷川岳:上越国境の双耳峰

📌 主なポイント

  • ✓標高は1,977m(オキの耳)で、トマの耳との双耳峰である。
  • ✓群馬県みなかみ町と新潟県湯沢町の県境に位置する。
  • ✓日本百名山の一つであり、上信越高原国立公園に含まれる。

谷川岳(たにがわだけ)は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の県境に位置する山です。標高は1,977mで、山頂部はトマの耳(1,963m)とオキの耳(1,977m)の二峰からなる双耳峰として知られています。日本百名山の一つに数えられ、上信越高原国立公園およびみなかみユネスコエコパークの区域内に含まれます。

谷川岳の遠景
谷川岳の遠景

地理と特徴

三国山脈の一部を成し、日本海側の信濃川水系と太平洋側の利根川水系を分ける中央分水嶺となっています。周辺には仙ノ倉山、万太郎山、一ノ倉岳、茂倉岳などが連なり、これらを総称して谷川連峰と呼ぶこともあります。峻厳な岩肌を持つ一ノ倉沢をはじめとする渓谷美は、紅葉の名所としても広く知られています。

一ノ倉沢の岩壁
一ノ倉沢の岩壁

歴史

1920年7月2日、日本山岳会の藤島敏男らによって茂倉岳・一ノ倉岳を経由した登頂が行われました。1927年には大島亮吉と大賀道昺がスキーによる冬季初登頂を達成しています。大島が紀行文で「近くて良い山なり」と評したことで、その名が広く知られるようになりました。1960年には谷川岳ロープウェイが開業し、天神尾根方面へのアクセスが容易となりました。

遭難者慰霊碑
遭難者慰霊碑

登山とアクセス

天神尾根ルートは一般的な登山道として利用されており、ロープウェイを利用して天神平まで到達可能です。一方で、一ノ倉沢などの岩場はロッククライミングの対象として多くの登山者が訪れますが、地形が険しく遭難事故も発生しているため、群馬県谷川岳遭難防止条例に基づく届け出など、十分な準備と注意が必要です。

トマの耳
トマの耳

よくある質問

谷川岳の山頂はどこですか?
谷川岳は双耳峰であり、標高1,963mの「トマの耳」と、標高1,977mの「オキの耳」の二つの頂があります。
谷川岳へのアクセス方法は?
東麓から谷川岳ロープウェイを利用して天神平までアクセスするのが一般的です。
谷川岳は危険な山ですか?
峻厳な岩壁を持つ一ノ倉沢など、難易度の高いエリアが存在します。登山計画の提出や適切な装備、天候確認など、安全対策が不可欠です。

参考文献

  1. 新潟県側の麓からは茂倉岳に遮られて直接は仰望できないため、富士山の呼び名をオジカ沢ノ頭に比定する資料もある。
  2. 松倉一夫『ネイチャーハイク入門』JTBパブリッシング、146頁。
  3. 深田久弥『日本百名山』新潮社、1964年。
  4. 『日本の名山4 谷川岳』博品社、1997年9月15日、35頁。
  5. “新潟県管内地図”. ほんぽーと 新潟市中央図書館. 2024年5月5日閲覧。
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  7. “群馬県内の山岳遭難が過去最多147件 死者は12人 県外の登山客増加で”. 上毛新聞. 上毛新聞社 (2024年1月25日). 2024年10月25日閲覧。
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  9. 『町誌みなかみ』町誌みなかみ編纂委員会、1964年。
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  13. 羽根田治『山岳遭難の傷痕』山と渓谷社、2020年 p. 164
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  16. “谷川岳”. ヤマケイオンライン. 山と溪谷社. 2024年5月5日閲覧。
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  18. 羽根田治『山岳遭難の傷痕』山と渓谷社、2020年 pp. 164–165
  19. 羽根田治『山岳遭難の傷痕』山と渓谷社、2020年 pp. 165–167.
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  21. 『山と渓谷 2021年6月号 No.1036』山と渓谷社、2021年6月1日。
  22. 『山岳 第25年3号』日本山岳会、1930年、189頁。
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  26. 「遭難救助に羽ばたく谷川岳の小さな勇者 伝書バト」『毎日新聞』1959年7月12日、夕刊。
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  29. 『クルマで行く山あるき 関東周辺 大人の遠足BOOK』JTBパブリッシング、2013年3月、93頁。ISBN 9784533090448。
  30. 『谷川岳 生と死の条件』中央公論社、1969年、5頁。
  31. 『二重遭難 谷川岳の記録』現文社、1968年、17頁。
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  33. 春日俊吉「光栄ある敗北(谷川岳幕岩)」『山の遭難譜』二見書房、1973年、pp.111-118.
  34. 杉本光作『私の山 谷川岳』中央公論社(中公文庫)、1983年、pp.189-205.
  35. 杉本光作『私の山 谷川岳』中央公論社(中公文庫)、1983年、pp.214-218.
  36. 杉本光作『私の山 谷川岳』中央公論社(中公文庫)、1983年、pp.248-283.