日本の元号
天仁 (元号)
日本の元号の一つである「天仁」についての詳細。1108年から1110年までの期間や、鳥羽天皇の即位、浅間山の大噴火などの歴史的事実を解説します。
📌 主なポイント
- ✓天仁は日本の元号の一つで、1108年から1110年までの期間を指す。
- ✓嘉承3年8月3日(1108年9月9日)に鳥羽天皇の即位に伴い改元された。
- ✓元号の由来は『文選』の「統天、仁風遐揚」に求められる。
- ✓天仁元年(1108年)に浅間山がVEI5の大噴火を起こした。
天仁(てんにん)は、日本の元号の一つ。嘉承の後、天永の前で、1108年から1110年までの期間を指す。この時代の天皇は鳥羽天皇である。
改元と期間
鳥羽天皇の即位に伴い、嘉承3年8月3日(ユリウス暦1108年9月9日)に天仁へ改元された。その後、天仁3年7月13日(ユリウス暦1110年7月31日)に天永へと改元されている。
出典
元号の出典は、中国の古典である『文選』の記述「統天、仁風遐揚」に基づいている。
天仁年間の主な出来事
天仁元年(1108年)、浅間山が火山爆発指数(VEI)5の大噴火を起こした。上野国(現在の群馬県)のほぼ全域が大量の火山灰で覆われ、信濃国(現在の長野県)側においても追分火砕流と呼ばれる大火砕流により、山麓の複数の集落が埋没した可能性が指摘されている。
西暦との対照表
| 天仁元年(戊子) | 一月 | 二月※ | 三月 | 四月※ | 五月 | 六月※ | 七月※ | 八月 | 九月※ | 十月 | 十一月※ | 十二月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ユリウス暦 | 1108/2/14 | 3/15 | 4/13 | 5/13 | 6/11 | 7/11 | 8/9 | 9/7 | 10/7 | 11/5 | 12/5 | 1109/1/3 |
| 天仁二年(己丑) | 一月 | 二月※ | 三月 | 四月 | 五月※ | 六月 | 七月※ | 八月※ | 九月 | 十月※ | 十一月 | 十二月※ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ユリウス暦 | 1109/2/2 | 3/4 | 4/2 | 5/2 | 6/1 | 6/30 | 7/30 | 8/28 | 9/26 | 10/26 | 11/24 | 12/24 |
| 天仁三年(庚寅) | 一月 | 二月※ | 三月 | 四月 | 五月※ | 六月 | 七月※ | 閏七月 | 八月※ | 九月 | 十月※ | 十一月 | 十二月※ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ユリウス暦 | 1110/1/22 | 2/21 | 3/22 | 4/21 | 5/21 | 6/19 | 7/19 | 8/17 | 9/16 | 10/15 | 11/14 | 12/13 | 1111/1/12 |
※は小の月を示す。
よくある質問
天仁の期間はいつからいつまでですか?
1108年から1110年までの期間です。具体的には嘉承3年8月3日(1108年9月9日)から天仁3年7月13日(1110年7月31日)までとなります。
天仁の元号が定められた背景は何ですか?
鳥羽天皇の即位に伴い改元が行われました。
天仁の元号の典拠となった文献は何ですか?
中国の古典である『文選』の「統天、仁風遐揚」が出典とされています。
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参考文献
北原糸子編著『日本災害史』吉川弘文館、2006年、61ページ。