単位
テラ (SI接頭語)
国際単位系(SI)における接頭語「テラ(tera)」の定義、由来、および情報工学分野における使用上の注意点について解説します。
📌 主なポイント
- ✓テラ(T)は国際単位系(SI)において10の12乗(一兆)倍を示す接頭語である。
- ✓名称はギリシア語で「怪物」を意味する「teras」に由来する。
- ✓情報工学分野では、慣習的に2の40乗を指す場合があり、国際規格ではこれを「テビ(Ti)」と区別している。
テラ(tera、記号: T)は、国際単位系(SI)におけるSI接頭語の一つです。基礎となる単位の1012倍(一兆倍)の量であることを示します。
由来と定義
テラは1960年に国際単位系(SI)の接頭語として制定されました。その名称は、ギリシア語で「怪物」を意味する「τέρας (teras)」に由来しています。1012は10004に相当するため、ペタ以上の接頭語を制定する際の参考にもなりました。
情報工学における使用と注意点
情報工学の分野では、テラという接頭語の使用に関して注意が必要です。国際単位系(SI)の定義では、テラは厳密に1012(1兆)倍を指します。しかし、コンピュータの内部処理が2進法に基づいていることから、慣習的に240(1,099,511,627,776)倍を指して「テラ」という言葉が用いられる場合があります。
この曖昧さを回避するため、国際規格(IEC 80000-13)では、240倍を示す接頭語としてテビ(tebi、記号: Ti)が定められています。国際単位系(SI)第8版では、SI接頭語を2のべき乗を表すために用いることは推奨されていません。現在では、macOSなど一部のオペレーティングシステムにおいて、ストレージ容量の表示を10の整数乗(SI準拠)に切り替える動きが進んでいます。
主な使用例
よくある質問
テラは何倍の量を示しますか?
国際単位系(SI)の定義では、基礎となる単位の10の12乗(一兆)倍を示します。
テラバイトとテビバイトの違いは何ですか?
テラバイト(TB)は10の12乗バイトを指すのに対し、テビバイト(TiB)は2の40乗バイトを指します。
なぜコンピュータではテラが1024の累乗で計算されることがあるのですか?
コンピュータが内部で2進法を用いて数値を処理しており、2の10乗(1024)が10の3乗(1000)に近い値であるため、歴史的に慣習として用いられてきました。
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参考文献
- 国際度量衡局「国際単位系 (SI) 第8版(2006)日本語版」
- IEC 80000-13:2008
- Apple Inc.「iOS および macOS でのストレージ容量の表示方法」