物理学の単位

テスラ (磁束密度の単位)

テスラ (磁束密度の単位)
テスラ(T)は、国際単位系(SI)における磁束密度の単位です。定義、歴史、ガウスとの換算、および物理学における位置づけについて解説します。

📌 主なポイント

  • テスラ(T)は磁束密度を表すSI組立単位である。
  • 1テスラは1ウェーバ毎平方メートル(Wb/m²)と定義される。
  • 1テスラは10,000ガウスに相当する。
  • 名称はニコラ・テスラに由来する。

テスラ(英: tesla、記号: T)は、国際単位系(SI)における磁束密度の単位である。名称は、電気工学の先駆者であるニコラ・テスラにちなんで命名された。

定義

1テスラは、磁束の方向に垂直な面の1平方メートルにつき1ウェーバ(Wb)の磁束密度と定義される。すなわち、ウェーバ毎平方メートル(Wb/m²)と等価である。

他のSI組立単位を用いて表現すると、以下の通りとなる。

T = Wb·m⁻² = V·s·m⁻² = N·A⁻¹·m⁻¹ = kg·C⁻¹·s⁻¹ = kg·A⁻¹·s⁻²

歴史と背景

テスラは、1960年に国際単位系(SI)が導入された際に、それまで広く用いられていたCGS単位系に基づく「ガウス(G)」を置き換える目的で定められた。磁束密度は磁場の強さと物質の磁化を合わせた量であり、現代の電磁気学において不可欠な物理量である。

単位の換算

CGS単位系のガウス(G)との関係は以下の通りである。

1 T = 10,000 G (10⁴ G)

逆に、1ガウスは10⁻⁴テスラ(100マイクロテスラ)に相当する。地磁気の強さを表す際などには、ナノテスラ(nT)が用いられることが多く、かつては「ガンマ(γ)」という単位が使われていた(1γ = 1nT)。

テスラとガウスの換算式
テスラとガウスの換算式
磁気定数μ0
磁気定数μ0
真空の透磁率の定義値
真空の透磁率の定義値

よくある質問

1テスラは何ガウスですか?
1テスラは10,000ガウスです。
テスラはどのような物理量を表す単位ですか?
テスラは磁束密度を表す単位です。
テスラという名前の由来は何ですか?
電気工学の先駆者であるニコラ・テスラにちなんで命名されました。

関連記事

国際単位系磁束密度ニコラ・テスラウェーバ

参考文献

  • 計量単位令(平成四年政令第三百五十七号)別表第一
  • 国際文書 国際単位系 (SI) 第8版日本語版 (2006)