通貨

タイの通貨バーツ

タイの通貨バーツ
タイ王国の法定通貨であるバーツ(Baht)の歴史、補助単位、紙幣・硬貨の概要、および流通状況について解説します。

📌 主なポイント

  • バーツはタイ王国の法定通貨であり、ISO 4217コードはTHBである。
  • 補助単位はサタンであり、1バーツは100サタンに相当する。
  • 通貨の発行権限はタイ銀行が有している。
  • 2018年以降の現行紙幣には、ラーマ10世の肖像が採用されている。

バーツ(タイ語: บาท、英語: Baht、通貨コード: THB)は、タイ王国の法定通貨です。補助単位としてサタン(สตางค์)が定められており、1バーツは100サタンに相当します。かつて欧米では「ティカル(Tical)」という呼称で知られていました。通貨の発行および管理は、タイの中央銀行であるタイ銀行が行っています。

流通と利用

バーツはタイ国内の主要な決済手段であるほか、近隣諸国であるラオスやカンボジアの一部地域においても、非公式ながら広く流通しています。これは、これらの国々における自国通貨への信頼性や、経済的な結びつきが影響していると考えられています。

紙幣と硬貨

タイ銀行が発行する紙幣には、20、50、100、500、1,000バーツの各額面が存在します。2018年以降に発行された現行紙幣の表面には、タイ国王ワチラーロンコーン(ラーマ10世)の肖像が描かれています。

硬貨については、日常的な商取引において25サタン、50サタン、1バーツ、2バーツ、5バーツ、10バーツが利用されています。10バーツ硬貨はバイメタル貨として製造されています。また、1サタン、5サタン、10サタンの硬貨も存在しますが、これらは現在、一般的な商取引で使用されることは稀であり、主に銀行間決済などで扱われます。

img src=

よくある質問

バーツの補助単位は何ですか?
バーツの補助単位はサタン(สตางค์)です。1バーツは100サタンに相当します。
バーツはタイ以外の国でも使えますか?
タイ国内の法定通貨ですが、ラオスやカンボジアなどの近隣諸国において、非公式ながら広く流通している地域があります。
現在の紙幣には誰の肖像が描かれていますか?
2018年以降に発行されている現行紙幣の表面には、タイ国王ワチラーロンコーン(ラーマ10世)の肖像が印刷されています。

関連記事

タイ王国タイ銀行アジア通貨危機通貨

参考文献

  • Bank of Thailand, "The Bank of Thailand Launches New Series of Thai Banknotes (Series 17), BOT Press Release No. 17/2018", 2018.
  • アンリ・ムオ著、大岩誠訳『インドシナ王国遍歴記』中央公論新社、2002年。