地理
天山山脈:中央アジアの地理と自然

中央アジアに広がる天山山脈の地理、地質学的特徴、および世界遺産としての価値について解説します。
📌 主なポイント
- ✓天山山脈は中央アジアのカザフスタン、キルギス、中国にまたがる巨大な山脈群である。
- ✓最高峰は標高7,439mのポベーダ山である。
- ✓インド亜大陸の衝突による再隆起を経て形成された「復活山脈」である。
- ✓2013年および2016年に、それぞれ中国側と西天山地域が世界遺産に登録された。
天山山脈(てんざんさんみゃく、中国語: 天山山脉、カザフ語: Тәңір тауы、キルギス語: Теңир-Тоо)は、中央アジアのカザフスタン、キルギスから中国西部にかけて東西に長く伸びる巨大な山脈群です。ウイグル語名の「テンリ・タグ(天の山)」が漢名の由来とされています。

地理と主要な山
天山山脈は南西でパミール高原と接続し、南にはタクラマカン砂漠が広がっています。シルダリヤ川やタリム川の源流地帯としても重要な役割を果たしています。最高峰は標高7,439mのポベーダ山であり、中国とキルギスの国境に位置しています。次いで高いハン・テングリ(7,010m)はカザフスタンとキルギスの国境にあります。

地質学的特徴
天山山脈は古生代の造山運動によって形成された古期造山帯ですが、中生代後期以降のインド亜大陸のユーラシア大陸への衝突による隆起作用を受け、現在のような高山地帯となりました。この再隆起の過程から「復活山脈」とも呼ばれます。

世界遺産
天山山脈の自然環境は国際的に高く評価されています。2013年には中国側の「新疆天山」が世界遺産リストに登録されました。さらに2016年には、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンの3か国にまたがる「西天山」が世界遺産として登録されています。





よくある質問
天山山脈の最高峰はどこですか?
最高峰は標高7,439mのポベーダ山です。
天山山脈はなぜ「復活山脈」と呼ばれるのですか?
古生代に形成された古期造山帯でありながら、中生代以降の地殻変動によって再び隆起したためです。
天山山脈の世界遺産登録状況はどうなっていますか?
2013年に中国の「新疆天山」が、2016年に「西天山」がそれぞれ世界遺産リストに登録されています。
関連記事
パミール高原タクラマカン砂漠シルクロードイシク・クル湖
参考文献
- Moyennes 1961-1990 Kirghizistan (Asie). Météo Climat.
- Météo Climat stats for Tian Shan. Météo Climat.