金融・経済
東京証券取引所:日本最大の金融商品取引所の概要と歴史

東京都中央区日本橋兜町に本社を置く日本最大の証券取引所「東京証券取引所(東証)」の沿革、市場構造、システム、および組織体制について解説します。
📌 主なポイント
- ✓東京証券取引所は東京都中央区日本橋兜町に本社を置く日本最大の証券取引所である。
- ✓株式会社日本取引所グループ(JPX)の子会社として現物株式市場やカーボン・クレジット市場を運営している。
- ✓1949年4月1日に設立され、2001年に株式会社組織へと変更された。
- ✓現物取引システムとして富士通製の「arrowhead」を使用している。
株式会社東京証券取引所(とうきょうしょうけんとりひきじょ、英: Tokyo Stock Exchange, Inc.)は、東京都中央区日本橋兜町に本社を置く、日本最大の証券取引所である。株式会社日本取引所グループ(JPX)の完全子会社であり、金融商品取引法上の金融商品取引所として現物市場の運営やカーボン・クレジット市場の開設を行っている。
沿革と組織変更
日本初の公的証券取引機関である東京株式取引所を前身とし、1949年4月1日に証券会員制法人としての東京証券取引所が設立された。同年5月16日より売買立会が開始された。
その後、1980年代から1990年代にかけて取引のコンピュータ化が進められ、1999年4月30日には伝統的な株券売買立会場が閉場され、すべての取引がシステム化された。2001年11月1日には組織変更が行われ、株式会社としての東京証券取引所が発足した。
2013年1月1日には、株式会社大阪証券取引所(現:株式会社大阪取)を存続会社とする経営統合が行われ、両社の持株会社である株式会社日本取引所グループが発足してその子会社となった。
市場区分
2022年4月4日、従来の市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQなどの区分を見直し、新たな3つの市場区分へ移行した。
- プライム市場:グローバルな投資家を中心とした対話を中心に据える企業向けの市場。
- スタンダード市場:公開された企業として持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するための基盤を持つ企業向けの市場。
- グロース市場:高い成長可能性を持つ新興企業向けの市場。
取引システム「arrowhead」
東証の現物株式売買システムとして、富士通が構築したarrowhead(アローヘッド)が稼働している。2010年1月の稼働以降、システムの高速化や高信頼化に向けたバージョンアップが重ねられており、2024年11月には「arrowhead4.0」の運用が開始され、取引時間の30分延長やクロージング・オークションの導入が行われた。
よくある質問
東京証券取引所の親会社は何ですか?
株式会社日本取引所グループ(JPX)です。
現在の東証の市場区分はどのように分かれていますか?
プライム市場、スタンダード市場、グロース市場の3つの市場に区分されています。
東証の株式売買システムの名称は何ですか?
「arrowhead(アローヘッド)」と呼ばれています。
関連記事
日本取引所グループ大阪証券取引所金融商品取引法日本証券クリアリング機構